Sea is him…? ~BTS's Summer vacation~ (ページ1)

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夢ページ1

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セミがうんざりするくらい元気よく鳴いている。
それでもダルさを感じないはみんなが一緒にいるからだろうか。

鼻には海の独特の香りを感じる。
これはこの"島"にいるからだろうか？

「お～い！！A！！早くこっち来いよ～」

「うん！！」

「待ってAヌナ！！置いて行かないでよ。」

「置いて行かないよ？」

「Aちゃんが本当にお姉ちゃんみたい(笑)」

「え？そう？」

「だからみんな早く来てってば！！始まっちゃうよ！！

＿もうすぐ花火大会始まるよ！？」

私たち4人は、
いつも夏を一緒に過ごす仲だ。

私を除く3人は幼なじみだけど
普段私はみんなとは違う場所に暮らしている。
一緒にいるのは夏だけ。

それなのに毎日一緒にいる仲間のように
3人は私と仲良くしてくれる。

ドーンッ

「始まったね。」

「うわ！！綺麗！！」

海と花火の最高のコラボ。
これはこの"島"だからこそ楽しめるものだ。

「花火大会って毎年楽しみだけどさ～
　Aちゃんが帰っちゃうって思うと寂しいな。」

「花火大会、毎年夏休みの終わり頃だもんね。」

「Aヌナ、来年も来てくれるでしょう？」

「当たり前だよ。」

私はみんなのことが大好きだから。

・

私が目を開くと
辺りにはいつもと変わらない自分の部屋の天井。

「…夢か……」

懐かしい夢を見た気がする。

私が起き上がって部屋の窓を開けると
セミがあの時のようにうんざりするくらい元気に鳴いていた。