嘘だよ。 #CY (ページ10)

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LIE 10 ページ10

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するとAちゃんは
さっきよりも号泣し始めた。

CY「えぇぇぇ！！困ったな…」

目の前で女の子が泣いてるなんて状況初めてだし…。

「…しい」

CY「え？」

「…嬉しい……」

CY「嬉しいの？」

「…うん。
　ねぇ、さっきの曲の続きを聴かせてくれない？」

俺はギターを準備した。
そして歌い出す。

"I'd like to be everything you want"
　僕は君のすべてになりたいんだ。

"Hey girl,let me talk to you"
　ねぇ話を聞いて。

"If I was your boyfriend"
もしも僕が君の彼氏なら

"never let you go"
絶対君を手放したりしないよ

"Keep you on my arm girl"
君を離したりしないし

"You'd never be alone"
君を一人にはしないよ

曲が終わると
Aちゃんは拍手をしてくれた。

「ジャスティン・ビーバーのBoyfriendだよね。
　私、ジャスティン・ビーバーの曲よく聴くんだ。」

CY「そうなんだ。俺もだよ。

　多分俺がギターが趣味だなんてクラスの人たちは知らない。
　俺のことが好きな女子たちも。」

Aちゃんとの意外な共通点。
そして初めてベク以外の人に知られた誰にも言っていない趣味。

「なんかいけないことを知ってしまった気がする…
　ごめんなさい…」

CY「いや。良いんだ。
　 Aさんになら、知られても良いと思った。」

君になら心を許してもいいよね？

その時、Aちゃんが予想外のことを言った。

「私、チャニョル君のことが好きです。」