嘘だよ。 #CY (ページ9)

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LIE 9 ページ9

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「すみません…」

＿Aちゃんだ。
俺は手を止めてAちゃんの方を見た。

CY「もしかして今の聴いちゃった？」

「聴いちゃいました…ごめんなさい…」

申し訳なさそうにするAちゃん顔も可愛い。

CY「いや。謝らないで(笑)
　 Aさんはどうしたの？」

「え？」

"Aちゃん"と呼びたいところだったけど
いきなりだと馴れ馴れしいから、さん付けにしておいた。

「わ…私の名前、知ってるんですか？」

Aちゃんは目をキラキラ輝かせる。
思わず俺は大笑いした。

CY「ハハハッッ
　 Aさん最高すぎ！！
　当たり前だよ。クラスメイトじゃん。」

だって俺は、Aちゃんに一目惚れしたんだから。

するとAちゃんの目には涙が溢れていた。

CY「えぇぇぇ！！泣かないでよ！！
　大丈夫？？」

Aちゃんは涙が止まらない。

CY「俺はAさんの良いところいっぱい知ってるよ？

　いつも教室の花に水やりをしてくれるところ。
　

　授業が終わる度に黒板をキレイにしてくれてるところ。

　
　図書委員ではサボってる奴ばっかなのに
　当番じゃない日まで1人で頑張って仕事していれてるよね？それも。

　全部全部、良いところだよ。
　周りの人のために動いてくれる大切なクラスメイトじゃん。」

今まで俺が見てきたことを話した。
たくさんの良いところを。