嘘だよ。 #CY (ページ41)

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Another lie 10 ページ41

BH side

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チャニョルとAの結婚式の招待状が来たとき、
俺はとても胸が痛かった。

2人の幸せな姿を
俺はどんな目で見てしまうんだろう？
それが怖かった。

CY「来てくれたんだね、ベク。」

俺とチャニョルは外にあったベンチに座る。

BH「当たり前だろ。幼なじみの結婚式だからな。」

CY「これほど苦しいものは、ないだろ？」

BH「え？」

チャニョルの言葉に動揺する。

CY「ベク。好きだっただろ。

　＿＿＿Aのこと。」

俺は馬鹿だった。

この幼なじみに嘘をつくことができるはずなんてなかったんだ。

チャニョルには全てお見通しだったんだ。

BH「俺は……

CY「頼むから俺のことを叩いてくれ！！！！」

BH「は？」

CY「そうでもしてくれないと俺は…

　堂々とAの旦那になれないだろ。」

俺はさすがにこれから式を挙げる人の顔を傷つけるのはどうかと思い、
チャニョルの背中を勢いよく叩いた。

俺は手のひらがジーンとする。
チャニョルも相当痛かったと思う。

BH「チャニョルも…
　俺を叩いてくれよ！！！！！！

　幼なじみの意識がない間に
　幼なじみの彼女を奪おうと考えた汚い俺を…！！」

チャニョルに俺は背中を叩かれる。

痛かった。

＿＿＿ただ俺たちは笑顔だった。