LIE 30 ページ30
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BH「もらってって…
チャニョルはそれで良いのかよ？」
良くない。良くないけど…
CY「だってAのことを譲れるのはお前くらいだもん。」
BH「そんなの…」
CY「きっと予定通りに中学生のときにこの状態になったとしたら。
なったとして、そのときの俺に"やり残したことは？"って聞いても
"ない"って答えた自信があったよ？でも今は…
どうしてもAのことを残して行くことが心残りなんだよ。」
Aには幸せであってほしいから。
CY「こんなこと言ったら自意識過剰かもしれないけど
俺がいなくなったら、Aは絶対に自分を責めるだろう。
そんなAを1人にできないよ。
だからベクが守ってあげてよ？」
BH「でもそれをAちゃんは本当に望んでるのか？」
"バンッッ" "ガタンッッ"
俺は頭の中がこんがらがって、
近くにあったものを投げた。
CY「そんなの俺にもわかんねぇーよっ」
俺は子供みたいに怒鳴って泣いた。
CY「俺がAを振って、ベクとAが付き合う。
初めはこれが1番良い答えだと思ってたのにっ
Aが俺とはもう過ごせない未来のことを話してくるとき。
あぁ。やっぱりAの隣にいるのはベクじゃなくて俺が良いって思ったっ。」
俺は声をふり絞る。
CY「クリスマスのあの日。
本当にAには申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
俺がAにひどい言葉を並べて言ったとき。
俺も泣きそうになった。
泣いてるAを抱きしめたかった。
あんな言葉…
全部、嘘だよ。」
"疲れたんだよ。Aといると気を遣わなきゃいけないし。"
"どっか行けばいいのに。"
そんなの全部嘘だよ。
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ひなたお(プロフ) - 泣いてしまいました。涙 とてもいいお話で泣。これからも応援してます！！ (2017年11月26日 23時) (
レス) id: 3304c650c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：へばるぎ。
| 作成日時：2017年4月29日 19時
