嘘だよ。 #CY (ページ26)

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LIE 26 ページ26

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俺たちは駅に着いた。

「わぁ、キレイ！！」

Aが走ろうとして
握っていた手を離そうとするから
俺は思わず強くAの手を握った。

「チャニョル？」

CY「あ。ごめん。
　良いよ。近くで見てきな。」

まだどこか手放したくない自分がいた。

Aは近くまで行った。

「チャニョルもおいでよ～」

俺を呼ぶA。

＿さぁ。最後の計画を決行しよう。

「本当にキレ…

CY「俺たち別れよう。」

俺は拳を握ってそう言った。

周りはクリスマスを楽しむ人たちでいっぱいなのに。
イルミネーションが輝いてるのに。

「何で？」

Aの震える声に胸が痛くなる。

CY「疲れたんだよ。
　 Aといると気を遣わなきゃいけないし。」

前から考えていた言い訳を言う。

Aの目には涙が浮かんでいた。
本当なら今すぐ抱き締めてあげたい。
だけど…

CY「どっか行けばいいのに。」

これっぽっちも思っていないことを言う。
精一杯、冷たくい声で。

もう自分でもどうしたらいいかわからなくなって怒鳴った。

CY「だからどっか行けって！！」

Aは目を丸くした。
そして

「そんなの…ひどいよ…！！」

そう言ってその場を去った。

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きっとAのことだから
振り返って俺の後ろ姿を見ているかもしれない。

ごめん。愛してるだ。
愛してるからこうしなくちゃいけなかったんだ。

＿君に背を向けて離れて行く僕の姿は惨めだろうね。