嘘だよ。 #CY (ページ3)

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LIE 3 ページ3

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その後、しばらくして退院した。
だけどそれだけで終わるわけがない。

それからも何度も入退院を繰り返した。

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?「おーい。チャニョル元気か？」

俺が入院すると
決まっていつもお見舞いに来てくれたのは…

CY「ベク～」

幼なじみのベクだった。
ベクはどうやら他の友達との約束も断って
毎回お見舞いに来てくれていたようだ。
今思えば小学生低学年のガキなのにしっかりしてるよな。

BH「元気そうじゃんか。
　ほら。授業のノート。」

CY「サンキュ。」

ベクはいつも俺が授業に遅れないようにノートを見せてくれた。
そして分からないことがないように勉強も教えてくれた。

BH「それでさ、みんなで将来の夢を発表したんだけどさ。
　俺、医者って答えたんだよね。」

どうやら国語の時間に将来の夢について発表したらしい。

CY「何で？」

BH「ほら、チャニョル高校生までしか生きられないんだろ？」

「うん。」

両親にはまだこのことを知ってるという事実を伝えていないが
こっそりベクには言っていた。

BH「だから俺が医者になって絶対にチャニョルの病気を治してみせる。
　俺が医者になるまでは生きてくれよな？」

CY「うわぁ。ベクが頼もしいね…！！
　もちろんだよ。ベク先生楽しみにしてる！！」

俺たちは小指を絡ませて"約束"と言ったあとに親指をくっ付けた。