6:もも味 ページ6
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そしてハロウィン当日。
私はいつものように学校に行き
いつものように家に帰った。
そしたら…
XM「おかえりなさい。
ていうか久しぶり(笑)」
うちのリビングで何故かミンソクオッパが
コーヒーを飲みながらくつろいでいた。
「…うちのお母さんは？」
XM「お買い物中。
俺がお留守番を引き受けた(笑)
あ。ほら。
Aも座りなよ。」
座りなよ。って
ここ私の家だよ？
私はオッパの隣に座った。
XM「背伸びた？」
「伸びた。」
XM「制服、似合ってるじゃん。」
「当たり前でしょ。」
XM「何か昔と変わったな〜」
オッパは
まるで親のようだ。
そう言ってるオッパだけど
オッパのほうが変わってる。
前よりおしゃれだし
良い香りするし
髪も染めてるし…。
XM「彼氏とかはいるの？」
「いないし。」
いる訳ないじゃん。
だってまだ、
心のどこかでオッパのことが好きだもん。
「オッパは？
モテるでしょ？」
高校生の頃から
女の子とラブラブだったんだから。
XM「自分で言うのも恥ずかしいけど
俺、人生で一度も付き合ったことないから。」
嘘つけ。
そうやって誤魔化すんだね。
「高校生のときからいるくせに…」
XM「高校生のとき？」
そうやってとぼけるんだ。
「ハロウィンの日。
家にいたでしょ？彼女が。」
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作者名：いぇべく
| 作成日時：2016年10月31日 19時
