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チキンを食べているとソクジナが話し始めた。
JN「俺、他の女と一緒にいれば
Aのことを忘れられると思ってた。」
「…うん。」
それは私も同じわけで。
JN「でもね。
悔しいけど忘れられなかったな……(笑)
本当に別れようなんて言ったことを悔やんだ。
でも、やっぱりAを苦しませることのほうが辛かったから……
自分の気持ちを押し殺したんだ。」
つまりソクジナは私のことが……
「ごめん、ソクジナ……
私があの日、正直に本当のことを話してれば……
隠し事なんてしなければ……っ」
JN「隠し事…?」
「ソクジナにとって私は負担なんじゃないかなって
勝手に不安に思ってたの。
それでずっと悩んでて……ごめん。嫌いとかそういうのじゃなかったの。」
するとソクジナは私の頭を撫でてくれた。
JN「そっか…そうだったんだね。
辛かったよね……?
Aは謝らないでよ。不安にされた俺が悪い…
それを知らずに別れようなんて言った俺って最低じゃん……」
「別れようって言われたときに私が嫌ってちゃんと言えば良かったのに……」
JN「それは俺だってそうだ……
俺たち、変なところ負けず嫌いだからな……」
お互いに顔を見合わせて笑った。
「結局私たちさ……
お互いに別れたくなかったってことだよね?
それにお互いに忘れられないくらい好きだったってことだよね?」
JN「そうだね。
俺、本当にユンギと一緒にAがいたの見た時は毎回妬いたよ。
ユンギと付き合ってんだろ?」
ソクジナか頬っぺたを膨らませる。
「それは……まあ、いろいろあって……
でもあんなことやこんなことはしてないし!!!!
ソクジナこそ、幼なじみさん?と付き合ってたんじゃないの?」
JN「いやいや、付き合ってないし!!!!
ちゃんと手も出してないし!!!!!!」
そんなことを話しながらチキンを食べていたら
あっという間に完食してしまった。
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作者名:へばるぎ。 | 作成日時:2017年12月3日 0時