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JN side
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12月4日。
今日はソヨンとショッピングモールに来ていて
いろいろぶらぶらしながら回っていた。
そして今はカフェで休憩中。
SY「ジナ。前はいつもコーヒーじゃなかったっけ?
最近よくココア飲んでるね。」
JN「あぁ、うん。
なんとなくココアの気分。」
自分でも無意識のうちに最近はココアを選んでしまっている気がする。
何だかココアを飲むと落ち着くんだ。
俺たちが他愛もない話をしていると
俺のスマホが振動した。
俺が画面を確認すると…
JN「……?」
俺は目を疑った。
だって
Aからのメールだったから。
俺はそのメールを見て立ち上がった。
JN「ごめん。俺、行かなきゃ。」
SY「え!?どこに!?」
JN「とにかく行かなきゃいけないんだよ。」
するとソヨンに手首を掴まれる。
SY「まさか……Aちゃん?
Aちゃんのどこがいいの?
Aちゃんみたいな軽い女のことが好き?
Aちゃんなんかより私のほうが…
JN「お前は、いっつも俺の周りの人の悪口だよな。」
SY「え?」
俺はソヨンの手を振り払う。
JN「ソヨンはいつも俺の周りの気に食わない人ことを悪く言っては自分を上げてきた。そうだろ?
でも、Aは絶対にそんなことしたりしない。
ソヨンは俺のことが好きなのか?
それとも外見がよくて仕事もできる幼なじみと付き合ってる自分が好き?」
SY「……っ」
図星だったようだ。
俺はソヨンのことが嫌いなわけじゃない。
でも異性としては見れない。
ソヨンは俺のことを男として見始めるといつも性格がひねくれてくる。
俺には結局Aしかいないんだ。
俺は店を飛び出した。
メールには"あの場所で待ってます。"とだけ書かれていた。
俺が思い当たる場所は1ヵ所しかない。
__俺は走る。あの場所へ。
あの場所で君と会えたなら、もう君を離したくない
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作者名:へばるぎ。 | 作成日時:2017年12月3日 0時