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12月4日。
私はユンギとデート中。



映画を見たりショッピングをしたりして
今はカフェで休憩しているわけだけど…




YG「Aヌナー!!起きてますかー!!」



「…っあ、ごめん。
 考え事してた…(笑)」



今日は何だかソクジナの誕生日だということが頭から離れない。
もうソクジナとは他人のはずなのに祝ってあげられないのがもどかしくて……




私は気を紛らわせるために頼んだココアを飲む。



YG「本当にヌナは、ココアが好きっすね………」



「え?うん。」



何だろう。最後の謎の間は。




YG「……Aヌナ?」



「…どうしたの?」



YG「Aヌナ、









  今、誰のこと考えてますか?」




ユンギの眼差しは真剣だった。




その時。
私は分かってしまった。









ユンギはわざとソクジナの誕生日に私を誘い出したということを。




そしてまだ私がソクジナに依存しているということに気がついていたということを。




「ユンギ……ごめん。」




ただただユンギには申し訳なかった。




YG「まだ今なら間に合うはずっすよ……




  だから幸せになってくださいよ。
  ジニヒョンと。」




「……ごめん。



 ありがとう、ユンギ!!」




私は席から立ち上がって、カフェを飛び出した。








そしてソクジナにメールをした。




"あの場所で待ってます。"と。





__私は走る。あの場所へ。



  あの場所でまたあなたと会えたら、私たちやり直せる気がするんだ。




________________________________________________




YG side









俺は目の前に置かれたココアの残ったカップを見つめる。




YG「同情とかじゃなくて……
  俺は本当にAのことしか見てなかったのに……



  Aはジニヒョンのことしか見てくれなかったな……」




俺はそのココアのカップを手に取る。



ジニヒョンもあの日ココアを選んでたな…。



俺は一口、それを飲んだ。




YG「……甘すぎだろ。」




そう。俺は甘すぎた。



Aのためにジニヒョンの誕生日にわざと有給を取らせるなんて。

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作者名:へばるぎ。 | 作成日時:2017年12月3日 0時

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