Happy Birth Day JIN！！ -BTS- (ページ44)

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JN side

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11月の終わり頃。
俺は仕事が終わり、家に帰ってから
ソヨンと電話で話していた。

SY「ジナ～。12月4日は有給取ってね。」

JN「うん。」

SY「ジナの行きたいところ行こう？
　だってジナの誕生日だもん。」

JN「うん。考えとく。
　おやすみ。」

俺は電話を切った。

今年の誕生日はソヨンと過ごすのか…。
そんなこと数ヶ月前の俺なら思ってもいなかったよな。

Aに祝ってもらうのが当然だと思っていた。
そんな俺が馬鹿だったんだ。

俺はふと、付き合い始めてから初めて迎えた俺の誕生日を思い出した。

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「え！？予約されてない！？」

『はい。予約されてませんよ。』

Aが"人気のレストラン予約しておいた！！"と超ドヤ顔で誕生日当日に言ってきた。
そこそこ俺も気になっていたレストランだし期待していたら、
まさかの予約がちゃんとできていなかったというオチ。

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「ごめん、ソクジナ…」

JN「大丈夫だよ(笑)」

「何か食べたいもの言って？
　私が何でも買うから！！！！」

JN「んー。
　じゃあ、チキン！！！！」

そして俺らはチキンを買った。
お店の中が混んでて座るところがなさそうだったから
俺たちはお持ち帰りにして公園のベンチに座って食べた。

その公園っていうのは
少し周りの土地よりも高いところにあって景色がとても良い。

俺らはよく仕事で上手くいかないことがあると
この公園に来て気分転換していた。

そんな思い出のある公園で食べたチキン。

それはどんな高級料理よりも美味しかった。