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JN side
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ソヨンから
"新しく駅前にオープンしたハンバーグのお店に行こう"と誘われていた。
俺は"いいね"と返事をしながらも
頭の中ではハンバーグが大好きだったAのことでいっぱいだった。
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お店に入り、俺は言葉を失った。
席に座るなり、向かい側の席に見覚えのある2人が座っていたから。
SY「ジナ…?どうしたの?」
JN「いや、別に……」
ソヨンはその2人のほうに視線を向けた。
SY「あっ…!!
あれってAちゃんじゃない?
男の子と一緒にいるね〜
Aちゃん、新しく彼氏できたのかな〜」
JN「知るわけないじゃん……」
SY「あの男の子…なんか見たことある気が……
あっ!!ジナの高校の後輩の子だ!!
名前は……確かユンギ君!!…だよね??」
そう。視界に入ってきたのは
Aとユンギ。
あぁ。またユンギかよ。
Aは、本当にユンギと付き合ってるのかな…
俺はまだAのことが忘れられないっていうのに…
SY「へぇー。Aちゃんって結構軽い子なんだね(笑)」
JN「うるせぇ。」
SY「ジナ、怖い〜」
ソヨンは、よくAのことを馬鹿にしてくる。
俺のことを思ってなのかそれとも………
まあ。そんなことは置いておいて、俺はいつもAのことを擁護してしまう。
でもさすがに
こんなふうにAとユンギが一緒に食事してるのを見せつけられるとなると
JN「……痛い。」
SY「お腹…?大丈夫?」
お腹じゃない。
____心が。
JN「ソヨン。」
SY「何?」
JN「お前、毎日のように俺の家に来たいって言ってきてるよな?」
SY「そうね。」
JN「ならさ…
今日、俺の家に来ない?」
毎日のようにしつこく、
"ジナの家に行っちゃダメ?"と聞いてくるソヨン。
俺は気持ち的にA以外の人を自分の家に入れるなんてできなくて
今までずっと断り続けてきていたんだけれども…
____もうこれ以上、どうしようもないだろう?
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作者名:へばるぎ。 | 作成日時:2017年12月3日 0時