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JN side
・
飲み会も終わって
電車に乗るために駅へ向かう。
その途中だった。
?「ジナ〜！？」
後ろから誰かに名前を呼ばれて振り向く。
「あ、久しぶり。
ソヨン。」
そこに居たのは俺の幼なじみとソヨンだった。
自分で言うのもあれだけどソヨンは昔から俺のことが好きだ。
何回も告白されてきれるけど、いろいろあって俺は毎回断ってきた。
第一にソヨンは幼なじみであり、女としては見れない。
ソヨンはいわゆる美人と呼ばれる部類の女ではあるわけだが…。
SY(ｿﾖﾝ)「飲み会の帰り？」
JN「うん。ソヨンも？」
SY「うん。
あっ、そうだ！！
今もAちゃんと付き合ってるの？」
タイミングの悪い質問。
確か前に1度だけAとの写真をソヨンに見せたことがあった。
JN「いや…別に…」
SY「あ〜別れちゃったんだ〜」
JN「ずいぶんと嬉しそうで」
SY「同情したところでジナにはお見通しでしょう？」
ソヨンの言うことに間違いはないんだけど。
SY「ねぇ、ジナ。
良かったら、これからどこかで飲もうよ。」
JN「え？明日仕事だし…」
SY「えぇ、行こう行こう！！」
俺はソヨンの勢いに負けて飲みに行くことになった。
酔っ払っていたせいかいろんな話をした気がする。
・
・
・
SY「ねぇ、ジナ。
この際、私たち付き合おうよ？」
JN「は？」
SY「周りの人たちは、みんな私たちが付き合ってると思ってるよ？」
JN「だから？」
SY「まあ、別に急がなくてもいいけど。
でも、これからは頻繁に会わない？」
酔っていた俺の記憶は曖昧だけど
確かにこうやって返事をした。
JN「……いいよ。」
＿＿＿＿Aの記憶を消すには仕方ない…だろ？
・
・
・
それから俺たちは頻繁に会うことになった。
周りから見れば、ただのカップルだろう。
ただAと付き合っていたときと違うことは
同棲していないことと
お互いの身体に手を出していないことと
＿＿＿＿俺が相手を愛していないこと。
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作者名：へばるぎ。
| 作成日時：2017年12月3日 0時
