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「……ジン君、おかえり。」
JN「ただいま。
今日、ヌナ仕事終わるの早かったんだ?」
「…あ、うん。たまたま……」
いつもはジン君よりも遅く帰ってくる私。
JN「はぁー、疲れた!!」
ジン君はスーツの姿のまま、ソファーに座る。
「お疲れ様。」
私はジン君の横に座る。
JN「あっ、そうだ。」
ジン君は何かを思い出したように
自分の会社に持っていっているカバンを漁り始めた。
JN「これこれ〜」
ジン君が取り出したのは
「クッキー?」
綺麗にラッピングされた手作りだと思われるクッキー。
JN「うん。同期の女の子が誕生日だからくれたの。
この子、社内で誕生日の人がいると毎回クッキー作ってきてくれるんだ〜。」
ジン君はそのクッキーを1枚食べる。
JN「ん。美味しい。
Aヌナも、あーん。」
ジン君が私以外の女から貰ったクッキーなんて食べたいわけないけど
ジン君にあーんなんか言われたら拒むことができない……
私も1枚、そのクッキーを食べる。
「……美味しい。」
美味しかった。
だからこそ、余計自分の料理が惨めになってくる。
よし、もうタイミングを見計らってあの料理は捨てよう。
それで今日はチキンとかピザを頼もう……
JN「ちょっと俺、トイレ行ってくる。」
「あ、うん。」
ちょうど良いタイミングでジン君がトイレに行くというので私はキッチンへ直行。
そしてハンバーグから捨て
捨てるはずだった。
JN「何を捨てようとしてるの?」
「え?」
ジン君に後ろからお皿を押さえられたのだった。
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作者名:へばるぎ。 | 作成日時:2017年12月3日 0時