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火曜日。会社に着いて自分の席に座るなりユンギ君の質問攻めにあう。
YG「A先輩!!
昨日は仕事休んで何してたんですか?」
「…ごめん。」
YG「もしかしてジニヒョンとデートでもし…
「別れたの。」
YG「はい?」
ユンギ君の声が裏返った。
「日曜日にソクジナと私は別れたの。
昨日休んだのは私が実家に帰るのに荷物まとめてたりしたから。
まあ、ソクジナも"別のところで一人暮らしするからここに残ってもいいよ"とか言ってきたけど
誰が元カレと住んでた家に住みたいかって話よ!!!!
なんだかんだ作業が速く進んで昨日のうちに2人ともあの家から出て行ったよ。」
YG「いや、待ってください?
展開が速すぎていまいち追いついていけてないです。」
「別にユンギ君は知らなくていいよ。」
だって
私自身もこんなに呆気なくソクジナとの関係が終わってしまって
この状況についていけてない。
私はどこかで
きっとソクジナが"冗談だよ"なんて言ってくれるんじゃないかって期待してたんだ。
YG「でも先輩…」
「あー!!もうこの話はおしまい!!
仕事しなきゃ仕事!!!!」
私がパソコンの画面に視線を移そうとしたとき。
グッとユンギ君に肩を掴まれる。
YG「俺だったら、そんな顔させませんよ?」
「何よ。まさか私のことを笑わそうと冗談を…
YG「俺は本気ですよ。
A"ヌナ"をそんな顔にさせる奴よりも俺のことを選べばいいのに…」
ユンギ君に肩を離される。
「それって…」
YG「ま、考えておいてくださいよ。
先輩がその気になれば、俺はいつでもOKなんで。」
そのユンギ君の姿は
どこかいつもと違って
____カッコよかった。
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作者名:へばるぎ。 | 作成日時:2017年12月3日 0時