9 ページ28
・
JN「A…最近、隠してることない?」
「え?」
隠してること?
ふと私は、ユンギ君との会話を思い出す。
"ソクジナにとって私は負担なんじゃないかな…って。"
私はその不安をソクジナに隠してるといえば隠してるけれど…
これを言うこと自体が負担なんじゃないかな…
「そんなの…あるわけないじゃん。」
私は笑ってみせる。
するとソクジナは手にしていたフォークを机に置く。
JN「Aは、相変わらず嘘が下手くそだね。」
いつものように
優しい表情のソクジナが逆に怖い。
「嘘なんか…」
JN「A、最近ずっと辛そうな顔してる。」
「そんなこと…」
そんなことない。
とは否定しきれない。
JN「ごめんね、A。
もう俺たち別れようか?」
分かってたよ。
ソクジナがそう言うんじゃないかって。
ソクジナは
いつものような優しい声のトーンで
"別れよう"と言った。
それがあまりにも寂しくて。
私は嫌だって否定すれば良いのに
「そうだね。もう終わりにしようか?」
____言葉は思うように出てこないものだ。
56人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:へばるぎ。 | 作成日時:2017年12月3日 0時