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JN「僕たち契約カップル辞めようか?」




私たちしかいない観覧車の中。
広がる無音の空間。




しばらくして私はやっと心の整理ができて口を開く。




「もうこんな契約、破棄します!!」




JN「そうしよう。
  もう僕たち、関わることもな…




「私は、こんなにも毎日ソクジン先輩にドキドキしているのに。




 こんなにも"好き"が溢れているのに。




 それを"契約カップル"っていう名前で縛りつけるなんて、
 もう私には無理です……!!!!」




ソクジン先輩は私のことをしっかり見つめてきた。



JN「つまりそれって……」




「好きなんです……
 ソクジン先輩のことが好きなんです。」




すると私はソクジン先輩に抱きしめられた。
いつもと変わらない甘い香り。




JN「……ごめん。
  僕は何も知らなかった……




  だとしたら僕は、今日だけじゃなくて
  今までAちゃんにずっと意地悪してた…
  辛い思いにさせてた…ごめん。」




「……大丈夫です。
 同情とかしなくても。」




私はソクジン先輩を引き離す。




「私はソクジン先輩と契約カップルじゃなくなっても
 ソクジン先輩のことをこれからも好きだと思います。」




遠くから見るだけでも十分だから……




JN「違う!!!!
  同情なんかじゃない!!!!!!」



急にソクジン先輩が大声を出した。

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作者名:へばるぎ。 | 作成日時:2017年12月3日 0時

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