君のいない夏。 -EXO短編集- (ページ1)

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花火が輝く時間だけ。-BEAKHYUN- ページ1

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※死ネタが苦手な方はUターンお願いします。

※あとからクレームは受け付けません。

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BH「花火が輝く時間だけは、
　俺のことを思い出してくれない？」

これがまさか最後の約束になるとは…。

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YOU×BEAKHYUN

花火が輝く時間だけ。

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いつもと変わらない夏。

いつもと違うのはアイツがいないことだけ…。

この夏は全くと言っていいほど外に出なかった。
高校3年生の夏休みがこんなんで良いのだろうか。
まあ、誘いを全部断ったのは私自身なんだけど。

暑くて何のやる気も出ないしボーッとしてた。
そしたら家のチャイムがなった。

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

鳴り続けるチャイム。

『お母さーん。
　誰か来てるみたいだよー。』

私が言っても返事がなかった。

あー。お母さん留守なのか。

私はしょうがなく玄関を開けた。

すると…

『なんだ。

　チャニョルか。』

目の前にいたのは幼なじみのチャニョルだった。

CY「なんだよ。その残念そうな顔！！
　俺が来たんだから喜べよ！！
　お前、この夏外出てるところ見てないけど。」

チャニョルがワーワーうるさい。

『外に出ても出なくてもあんたに関係ないでしょ？
　何よ。チャニョルは…
　チャニョルはそうやっていつもみたいに夏休みを楽しめるの？』

私が怒鳴った。

CY「A…

　仕方ないだろ？
　こうするしかないんだ。
　いつまでも落ち込んでたらアイツだって可哀想だろ？」

チャニョルが私を抱きしめようとして腕を広げた。
私はその腕を叩いた。

『だから全部忘れるつもりなの？
　そっちのほうが可哀想でしょ？』

私が玄関の扉を閉めようとすると
チャニョルも怒鳴った。

CY「もう…
　

　もうベクは"ここ"にいないだろ！！！！！！」