僕の彼氏はYouTuber。【長尾謙杜】 (ページ3)

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3話ページ3

長尾side

『せっかくあいつが好きなお茶ついであげたんに。』

「そっ…か…っ」

どうしよ…Aは目移りしないって分かってるのにっ…

『謙杜？』

「っ…ねぇAっ…!!」

『ん？』

「僕っ…からっ…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ」

涙が出てきてっ…

『ど、どうしたん！？』

「僕っ…ぼくぅっ…!!」

『い、１回落ち着こ？な？』

「うんっ…ｸﾞｽｯ」

『落ち着いた？』

「うん…」

『どうしたん？』

「あのねっ…」

『ゆっくりでええからな。』

Aの優しさに甘えてしまう、

「今日、華さん来てたでしょっ…？」

『うん。』

「華さんっ…僕よりも可愛くて…賢そうでっ…」

『…』

「料理も上手そうでっ…」

「いつか…ぼくから離れていくんじゃないかな…って…」

『…誰のとこ行くん。』

「え、？華さんのとこっ…!?」

ぎゅっ!!

『何いってん。俺は謙杜一筋やで？安心せぇや。離れて行かへん。』

『確かにカレンは賢いし、料理も上手い。』

「っ…」

『でもな？可愛さとかあざとさとか優しいとことか性格とか思いやりとかは謙杜のほうが上やで？』

「へ…？」

『俺はな？料理上手いとか可愛いとか賢いとかじゃなくて、長尾。長尾謙杜の全部に惚れたんや。』

「っ…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ」

『…どう？謙杜への愛伝わった？』

「うん…！ありがと、Aっ…」

『どーいたまして。』

「大好きやで！」

『おれは、』

『愛しとるで？ﾆﾔｯ』