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目が覚めると
何度が来たことのある
会社の救護室
チカチカする目を抑えながら起き上がると
それに気づいたす ばるくんが
赤「ああ起きたん」
って近づいてきて
思い切っきりボクの頭を叩いた
「いったぁ…!何するん!」
赤「なにするんちゃうで。
ほれみぃ言った通りやろ
これでお前が過労で死んだりとかしたら
どないすんねん
…ヤスが責任感じるやろ
ちょっとは考えろアホ」
す ばるくんが、真剣な顔して怒るなんて
普段ありえへんから
気まづくて下を向く
赤「まぁええわ。今日はこのまま帰りぃ
お前はもう少し休んだ方がええ」
「…むりやて納期近いし」
赤「お前一人でやってんちゃうやろ
もうちょっと部下を頼れよ
お前の部下も可哀想やな
上司が全然頼ってくれんなんて」
「…でも」
赤「でもちゃうねん明日まで休め。
さすがに納期前に長期休養とれとは俺も言われへんからせめて今日帰って、明日も一日休んでこい」
納得出来んと不貞腐れてると
ほんまアホやなって部屋を出ていき
しばらくしてボクの荷物をもって戻ってきた
赤「課長と社長には言っといたから。
あの人らも責任感じとったで
ほんま、ええ歳こいて心配ばっかかけんな阿呆」
「ごめん…章ちゃんには言わないで」って一言いって
部屋を出る
部署に戻って部下たちに謝ると
「たまには頼ってくださいよ!
しっかり休んできてください!
編集長いない間、めっちゃ仕事終わらしとくんで!」
ってみんな快く送り出してくれた
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1度家に戻ってシャワー浴びたら
病院へ向かう
毎日のように会ってるから見慣れたナースさんに
「今日はお早いですね」って笑顔で迎えられて
病室へ行くと
章ちゃんは窓の外を眺めていた
「章ちゃん、何見てるん?」
『隆ちゃん!今日は早いねぇ』
「仕事早く終わってん」
『…そう、なんや…無理してへん?』
「全然平気やで!章ちゃんの顔みたら
疲れなんて全部吹き飛ぶもん!」
無理に元気つくって笑ってみせると
章ちゃんは、少し苦しそうに笑った
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ちぱみぃ(プロフ) - みきさん» コメントありがとうございます!読んでくださって嬉しいお言葉まで(;_;)本当に嬉しいです!これからも是非読んでいただけると幸いです! (2019年9月24日 22時) (レス) id: fcac1e0faf (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - お疲れさまでした!読み始めたのは最近だったのですが、一気に読み進めて、今日最後の更新を読んで…涙が止まりません。山田の2人とても素敵です。またお話楽しみにしています。 (2019年9月24日 14時) (レス) id: ad46af1069 (このIDを非表示/違反報告)
ちぱみぃ(プロフ) - まんぼす 。さん» 読んでくださってありがとうございました(;_;) (2019年9月21日 23時) (レス) id: fcac1e0faf (このIDを非表示/違反報告)
まんぼす 。(プロフ) - 今一気読みし終えたとこですが、最後で涙が溢れました…心から愛し合う山田がとても素敵でした、無事完結お疲れ様です…! (2019年9月21日 1時) (レス) id: 773e3643d9 (このIDを非表示/違反報告)
黒雪アリス(プロフ) - 更新お願いします! (2018年4月22日 4時) (レス) id: 38a8dac152 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちぱみぃ | 作成日時:2017年6月5日 10時