カミングアウト ページ7
二日目も幸村の体力強化中の傍ら綾瀬はラリーを共にする。
柳に注意されたからか、昨日とは違ってかなり緩かった。あと普通に筋肉痛が酷いってずっと言ってたからだと思う。
｢よ！また幸村の相手をしていたのか？｣
休憩中なのかジャッカルが隣に来て話しかけてきた。
綾瀬は筋肉痛の内ももを揉みながら顔を上げた。
｢ジャッカルか、そう、さっきまで打ち合ってたよ。幸村くん本気なんだよ、こわいなぁ〜｣
｢ははっ！だよな。ちょっと分かる、てか大丈夫か？色々｣
｢色々？｣
｢いや、だってよ。なんか、結構お前と同じ部屋が良いって駄々こねてる奴ばっかだったしよ｣
｢あぁ、それね…｣
｢なんか、ブン太と柳生がちょっと……な…｣
ジャッカルはアメリカ親善試合の時の丸井と柳生を思い出して複雑な気持ちで苦笑いをする。
｢？二人がどうかしたのかい？｣
｢いや、なんでもねぇよ。お前が無事ならそれで｣
｢大丈夫だと思う…というかジャッカルに言い損ねてたんだけどさ…俺……柳くんにもバレちゃってるんだよね……｣
プール事件を思い浮かべた綾瀬は、夏休みに入って、八月上旬というこのタイミングで今更ながらその事をジャッカルに話した。
｢あーーーー、ぽい｣
｢ぽい？｣
｢いや、逆に今までアイツに気が付かれてなかった方がおかしいだろ｣
｢あははっ！たしかに！｣
｢で、それでなんか言われたのか？｣
｢それが……さぁ…何も言ってこないんだよ……｣
｢なにも？｣
｢うん……。見て見ぬふりって言うのかなぁ…絶対気がついたはずなんだけど…一言も聞いてこないんだ…｣
｢んー？なんでだろうな？ホントに気がついてるのかソレ｣
｢気がついてるはずだよ…！だって………｣
綾瀬はそこで言葉を濁す。
｢だって？｣
｢だって、、俺…その時、上半身裸だったんだもん…｣
｢裸！？｣
｢な！なんだよ！その顔！！仕方ないだろ！プールに突き落とされてびしょびしょだったんだから！！｣
驚きすぎて目を見開いて顔を赤くしたジャッカルへ、綾瀬は言い訳を言い募る。
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墺士(プロフ) - ふれあさん» コメントありがとうございます！ゆっくり更新ですが、気ままにお待ちください！ (5月1日 18時) (
レス) id: 6957722078 (このIDを非表示/違反報告)
ふれあ(プロフ) - 毎日の楽しみになってます！更新大変でしょうが頑張ってください！待ってます(*^^*) (4月11日 3時) (レス) id: eb7563639c (このIDを非表示/違反報告)
墺士(プロフ) - ぱーぷる姫さん» コメントありがとうございます！！続き投稿遅くなっておりますが気長にお待ちください😣 (2月20日 22時) (レス) id: 6957722078 (このIDを非表示/違反報告)
ぱーぷる姫(プロフ) - 全部一気に1日で読んでしまいました。続きを心の底からお待ちしてます！ (2月15日 20時) (レス) id: 4d7ac923b9 (このIDを非表示/違反報告)
墺士(プロフ) - ゆーき。さん» 挨拶ありがとうございます。あけましておめでとうございます。私の読者の皆様には道を踏み外してほしく無く、意見を出させて頂きました。特に誹謗中傷があったわけではありませんので深く考えず、このまま応援してくださると嬉しいです😊♥️ (1月15日 17時) (レス) id: 6957722078 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：墺士 | 作成日時：2024年1月6日 19時
