野良試合再び ページ25
｢どうだった？検査｣
｢ん、大丈夫だったよ。もう少し激しく動いても構わないってお医者さんが｣
｢そっか、良かったね｣
合宿が滞りなく終わり、その翌日の部活動日。午前中に定期検査に行っていた幸村が看護師を侍らせて部活に戻ってきた
｢それよりコートが騒がしいね、どうかしたの？｣
｢いやぁ……それが…｣
ちらりと二人の看護師を見ていた綾瀬に幸村はそう問いかけた。
それに返事をする前に、ドタバタ走る同中の男子が大きな声で｢おい大変だー！今ウチのテニスコートに氷帝学園が乗り込んで来てるらしいぜーー！！｣と説明してくれる。
｢氷帝……跡部か｣
｢う、うん。今朝急に来てね……今真田くんと試合してるんだ｣
｢……へぇ、珍しいこともあったもんだ｣
｢あとそれと朗報があって……いまさっき推薦枠の発表が中体連硬式テニスのサイトに掲載されたみたいで……｣
｢ってことは｣
｢そう、東京都開催でその推薦枠に選ばれたのが……｣
｢氷帝だね？｣
幸村は確信したように言った。
それに綾瀬も無言になってこくりと頷き、そのまま二人でコートへ向かう。部室で幸村と別れ、彼がジャージになるのを待つ。コートがさらに騒がしくなったのに気がついて逸る気持ちを抑えて幸村が出てくるのを待った。
スパンッとキレの良いスマッシュがコートに鳴り響く。
跡部の打った球が真田から点を奪ったのだ。
見たことの無い打球に多くの立海テニス部メンバーが驚きに言葉を失う。
綾瀬と幸村もちょうどその一球を見ていて二人して難しい顔をした。
幸村がコートまで歩いて行きネットを緩める。どうやら試合はここで打ち止めらしい。｢アーハッハッ｣と盛大に笑う跡部へ幸村は｢公式戦が楽しみだ｣と意味深に言った。
跡部が立ち去りかけ、綾瀬が校門まで見届けるよと言って追いかけて行く。
｢なぜ邪魔をした｣
｢あのまま続けていたら負けていたぞ、真田｣
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墺士(プロフ) - ふれあさん» コメントありがとうございます！ゆっくり更新ですが、気ままにお待ちください！ (5月1日 18時) (
レス) id: 6957722078 (このIDを非表示/違反報告)
ふれあ(プロフ) - 毎日の楽しみになってます！更新大変でしょうが頑張ってください！待ってます(*^^*) (4月11日 3時) (レス) id: eb7563639c (このIDを非表示/違反報告)
墺士(プロフ) - ぱーぷる姫さん» コメントありがとうございます！！続き投稿遅くなっておりますが気長にお待ちください😣 (2月20日 22時) (レス) id: 6957722078 (このIDを非表示/違反報告)
ぱーぷる姫(プロフ) - 全部一気に1日で読んでしまいました。続きを心の底からお待ちしてます！ (2月15日 20時) (レス) id: 4d7ac923b9 (このIDを非表示/違反報告)
墺士(プロフ) - ゆーき。さん» 挨拶ありがとうございます。あけましておめでとうございます。私の読者の皆様には道を踏み外してほしく無く、意見を出させて頂きました。特に誹謗中傷があったわけではありませんので深く考えず、このまま応援してくださると嬉しいです😊♥️ (1月15日 17時) (レス) id: 6957722078 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：墺士 | 作成日時：2024年1月6日 19時
