騒がしい ページ3
｢な、なんだよぉ、この間から好きとか何とかばっか聞いて…｣
そのタイミングで綾瀬の言葉を遮る様にバタンッ！と音がして部室のドアが開け放たれた。
ドアからは真田から話を聞いたらしいレギュラー陣がなだれ込むように入ってきて一番初めに柳生が叫んだ。
｢私！部屋割り綾瀬くんとでお願いします！！｣
｢おい！ちょっとまてAは俺とだろぃ！｣
｢何言ってるんじゃ、綾瀬は俺と同室になるナリ！一番の大親友じゃけ！｣
｢嘘こけ仁王！！｣
ギャースカピースカ騒がしくなった部室で綾瀬はジャッカルと目が合った。
｢あ、綾瀬はどうすんだ？……俺とでもいいけど…？｣
ジャッカルが心底心配そうにそう告げた。
｢なんでジャッカルなんだよ！今回はお前じゃない！｣
｢え！！？｣
丸井の言葉にいつもであれば、俺かよ！とツッコむはずが今回に至っては、え？っと聞き返すことしか出来なかった。
綾瀬もどうすればいいか分からず困った顔で柳を見上げた。
｢五月蝿い、お前たち｣
糸目がうっすらと開く。柳からの怒りのオーラに全員殺られて静かになった。
あとから入室してきた真田も腕を組んで眉間に皺を寄せる。
｢綾瀬は一人部屋にする｣
｢えー！！なんで！｣
｢お前たちの目が怖いからだ。それに誰かと一緒にしたら文句も出そうだからな｣
柳は全員をじろりと見た。
｢綾瀬がこの中の誰よりも小さくて顔が可愛らしいからといって邪な感情を抱くのだったら俺が容赦しない｣
｢やっ柳くん…｣
その言い草は如何なものか……。まるで綾瀬が襲われるかのような言い方で言うものだから、少しだけ辺りに緊張が走る。
｢まぁ、そういうことみたいだから。みんなは別の人と同室になってね？｣
綾瀬の一言で全員がガッカリした気持ちになり、仕方ないかぁとため息を吐く。
そんな中幸村が立ち上がって凛とした声を出した。
｢さ、昼休憩は終わりだよ。予定も決まったことだしあとは綾瀬に任せて俺たちは練習再開だ。立海三連覇に死角はない｣
全員がパワーリストに手をかける。先程まで柔和だった彼が緊張を伝染させるかのように放った一言で全員が真剣な顔に変わった。
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墺士(プロフ) - ふれあさん» コメントありがとうございます！ゆっくり更新ですが、気ままにお待ちください！ (5月1日 18時) (
レス) id: 6957722078 (このIDを非表示/違反報告)
ふれあ(プロフ) - 毎日の楽しみになってます！更新大変でしょうが頑張ってください！待ってます(*^^*) (4月11日 3時) (レス) id: eb7563639c (このIDを非表示/違反報告)
墺士(プロフ) - ぱーぷる姫さん» コメントありがとうございます！！続き投稿遅くなっておりますが気長にお待ちください😣 (2月20日 22時) (レス) id: 6957722078 (このIDを非表示/違反報告)
ぱーぷる姫(プロフ) - 全部一気に1日で読んでしまいました。続きを心の底からお待ちしてます！ (2月15日 20時) (レス) id: 4d7ac923b9 (このIDを非表示/違反報告)
墺士(プロフ) - ゆーき。さん» 挨拶ありがとうございます。あけましておめでとうございます。私の読者の皆様には道を踏み外してほしく無く、意見を出させて頂きました。特に誹謗中傷があったわけではありませんので深く考えず、このまま応援してくださると嬉しいです😊♥️ (1月15日 17時) (レス) id: 6957722078 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：墺士 | 作成日時：2024年1月6日 19時
