ベッドへ ページ19
綾瀬はスラスラ白紙の紙に名前を書いてメモをしていく。
そのボールペンの動きを見つめながら柳も対戦表に夢中になった。
｢それで三回戦目にシングル3で赤也くんを出して調整していくってどうだろう？｣
｢いいな…、それでその時のダブルス2に柳生と仁王を組ませて調整させようか｣
｢うん、でさ。一回負けても次のダブルス1に柳くんと……幸村くんって無理だよね？｣
｢難しいだろうな。精市は決勝まで温存させておきたい…というか、おそらくギリギリ間に合って決勝になると思う｣
｢そうか……だったら丸井くんをシングル1にしてダブルスを柳くんとジャッカルで組んでよ｣
｢なるほど。構わない｣
綾瀬はいつの間にこんなに頼り甲斐が出たのか。
あの五月の時からは考えられないくらいテニス部のことを理解していた。そうか、俺たちは綾瀬を信頼していたのか……。
｢いいねぇ〜この感じ。あ、でも初戦から青学の場合は改めてチーム組み直すよ｣
｢あぁそれがいいな。一年ルーキーがいつ出てくるか分からないからな｣
｢リョーマね｣
｢そうだ｣
柳は時計を見てハッとした。
あれからそろそろ三十分が経過しそうになっている。廊下からバタバタ足音が聞こえて、風呂から皆が上がったのであろう事に気がついた。
その音に気がついていないのか綾瀬は未だに何某か対戦表に記入をしていて、寝たフリという策戦を遂行するために大慌てで綾瀬の肩を押して二人して横向きにベッドへ倒れ込んだ。
瞬間、大きな音をたてて綾瀬の部屋のドアが開け放たれる───。
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墺士(プロフ) - ふれあさん» コメントありがとうございます！ゆっくり更新ですが、気ままにお待ちください！ (5月1日 18時) (
レス) id: 6957722078 (このIDを非表示/違反報告)
ふれあ(プロフ) - 毎日の楽しみになってます！更新大変でしょうが頑張ってください！待ってます(*^^*) (4月11日 3時) (レス) id: eb7563639c (このIDを非表示/違反報告)
墺士(プロフ) - ぱーぷる姫さん» コメントありがとうございます！！続き投稿遅くなっておりますが気長にお待ちください😣 (2月20日 22時) (レス) id: 6957722078 (このIDを非表示/違反報告)
ぱーぷる姫(プロフ) - 全部一気に1日で読んでしまいました。続きを心の底からお待ちしてます！ (2月15日 20時) (レス) id: 4d7ac923b9 (このIDを非表示/違反報告)
墺士(プロフ) - ゆーき。さん» 挨拶ありがとうございます。あけましておめでとうございます。私の読者の皆様には道を踏み外してほしく無く、意見を出させて頂きました。特に誹謗中傷があったわけではありませんので深く考えず、このまま応援してくださると嬉しいです😊♥️ (1月15日 17時) (レス) id: 6957722078 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：墺士 | 作成日時：2024年1月6日 19時
