青い顔 ページ12
｢赤也が箸の使い方下手くそなんが悪い｣
｢またそんなこと言って〜！仁王先輩はいっつも意地悪じゃないっすか〜！｣
｢意地悪じゃない｣
｢嘘つき〜！昨日も俺がA先輩と風呂入ろうとしたら邪魔するし！！なんなんすかもう！みんなで仲良く入ればいいでしょ！｣
｢……それはおまんが綾瀬の仕事の邪魔しとるからじゃろ｣
ヒートアップしそうな喧嘩にまぁまぁまぁと仲裁に入る。
｢そんなしょうもないことで喧嘩するなよ〜｣
｢じゃあ今日こそ一緒に風呂入ってくださいね！｣
｢え…｣
｢いいじゃないっすか！別に邪魔してる訳じゃ無いっすよ！良い子で待てますし、先輩の仕事が終わるの！｣
｢えーと…｣
｢それはダメじゃ｣
｢なんで仁王先輩がダメなんて言うんすか！！カンケー無いでしょ！｣
そんなヒートアップしてしまった言い合いと自分の性別バレの危険性に頭を悩ませて顳顬を押さえた。
ジャッカルと柳が来ることを願ったが、生憎、聞こえてきたのは別の声だった。
｢確かに、俺も綾瀬とお風呂入ってないなぁ〜。いつ入ってるのさ？｣
｢ゆ、幸村くん…｣
冷や汗がたらりと流れる。
｢み、みんなが入った後だよ。ほら、マネージャーだしね……｣
｢そんなの気にしなくていいのに、よし！じゃあ今日はみんなで入ろうよ、ね？真田｣
幸村はそばに居た真田へ話を振った。
真田は口を真一文字に伸ばしてムスッとしている。
これは困ったことになった……みんなってなんだ。
｢みんなって……流石に多すぎだよ、狭いんじゃないかい？｣
｢大丈夫大丈夫、レギュラーだけだったらいい感じじゃない｣
｢流石、幸村部長っす！みんなで一緒に入りましょっ！｣
じっと幸村と赤也の二人が綾瀬の顔を覗き込む。じーっと見つめられ、断る理由も思いつかずに焦ったままグルグルグルグル思考する。
｢綾瀬はダメって言っとるじゃろ！｣
｢仁王は黙ってて｣
そんなやり取りは耳にマトモに入らず、四つの双眼に見つめられ青くなる、詰め寄られている綾瀬は唇を戦慄かせて
｢わ、わかった…｣
と青い顔のまま言ってしまった。
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墺士(プロフ) - ふれあさん» コメントありがとうございます！ゆっくり更新ですが、気ままにお待ちください！ (5月1日 18時) (
レス) id: 6957722078 (このIDを非表示/違反報告)
ふれあ(プロフ) - 毎日の楽しみになってます！更新大変でしょうが頑張ってください！待ってます(*^^*) (4月11日 3時) (レス) id: eb7563639c (このIDを非表示/違反報告)
墺士(プロフ) - ぱーぷる姫さん» コメントありがとうございます！！続き投稿遅くなっておりますが気長にお待ちください😣 (2月20日 22時) (レス) id: 6957722078 (このIDを非表示/違反報告)
ぱーぷる姫(プロフ) - 全部一気に1日で読んでしまいました。続きを心の底からお待ちしてます！ (2月15日 20時) (レス) id: 4d7ac923b9 (このIDを非表示/違反報告)
墺士(プロフ) - ゆーき。さん» 挨拶ありがとうございます。あけましておめでとうございます。私の読者の皆様には道を踏み外してほしく無く、意見を出させて頂きました。特に誹謗中傷があったわけではありませんので深く考えず、このまま応援してくださると嬉しいです😊♥️ (1月15日 17時) (レス) id: 6957722078 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：墺士 | 作成日時：2024年1月6日 19時
