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｢凪兄、どうやってタカ丸さんを救い出すんだろうね｣
｢お兄ちゃんの事だから何かあるんだろうけどさ｣
｢……凪彦先輩って結構変だよね｣
｢わかる｣
三人は本人が居ないことを良いことに、凪彦の動向を注視しながらそんなことを話していた。
彼らの目には凪彦が女性たちの群れへ入っていくのが見える。凪彦が少しの間そこに滞在するのを見ていれば、サッと凪彦の前の人集りが左右に割れたのが目に入った。
｢え！？急に人垣が割れちゃったよ？｣
｢何か言ったんだと思うな｣
｢何かって？｣
｢分かんない…どかねぇと殺すぞとかかな？｣
｢物騒過ぎない？｣
｢じゃあ他はなんて言ったと思う？｣
｢そうだなぁ……。気功でも飛ばしたとか…｣
｢んな、馬鹿な｣
団子をむしゃむしゃ頬張りながら孫兵がツッコミをいれる。
｢あっ！！｣
三人は目を見開き、藤内は思わず立ち上がった。
目前の凪彦がやにわにタカ丸の首元へ手首を回すとタカ丸へ顔を近づけ口吸いをしたのだ。
それを見た女性達が驚きからか｢キャー｣とかの悲観の叫び声を発して霧散するように離れていく。
女性達が全員凪彦達の周りからいなくなると、凪彦は近づけていた顔をタカ丸から離し、彼の手首を掴んで藤内達の方へ引いて連れてきた。
｢おまたせ｣
そう言って凪彦が藤内たちの元へ着くと、立っていた藤内がぽかぽか凪彦の胸を叩いた。
｢おうおう、どうした？｣
｢またしましたね！接吻！｣
｢あ、あ〜〜……｣
｢しかも口に！！！｣
凪彦は困った顔で藤内の頭をぽんぽん撫でる。
｢いやぁ〜……アレは口じゃなくてだなぁ…｣
後ろからひょっこりタカ丸が顔を覗かせた。
｢口では無いよ浦風くん｣
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墺士(プロフ) - 夜ながながさん» コメントありがとうございます！応援よろしくお願いします🤍 (12月11日 13時) (
レス) id: 6957722078 (このIDを非表示/違反報告)
夜ながなが(プロフ) - 続編おめでとうございます！そしてありがとうございます！とても大好きな作品です🫶🏻💖これからも応援しています！ (12月11日 12時) (レス) id: ebecf52502 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：墺士 | 作成日時：2023年12月11日 10時
