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｢コレで私たち三人は凪さんに名前をつけてもらった同盟だな！ちなみに私はサヨだぞ！サクラ！｣
｢サヨ……三之助は？｣
｢ん〜？サンゴ。可愛いだろ？｣
｢まったくウチの四年が悪いな。センスの欠けらも無くて｣
その言葉を聞いて滝夜叉丸、三木ヱ門、喜八郎はじとっと据わらせた目で凪彦を睨む。
｢ぶぅー、たかが名前ごときにそんな怒んなくたって…｣
二回も頭を叩かれた喜八郎は頭を撫でながら頬を膨らませ、凪彦へ苦言を呈す。
｢たかがじゃない。だいたい編入したてのタカ丸だってもっとセンスあるだろうに｣
｢えー、タカ丸さんも伊賀崎のこと孫兵って呼んでるかもしれないじゃん｣
｢んなわけないだろ！タカ丸を誰が育てていると思ってんだ！！俺だ！！｣
タカ丸の教育係を豪語した凪彦は喜八郎の言葉に机を軽く叩いて怒る。
険悪なムードになりつつある空間をどうにかしなければ、と責任感の強い富松作兵衛は眉間に皺を寄せている凪彦に話しかけた。
｢な、凪彦先輩っ！｣
｢ん？｣
名前を呼ばれたことで少し落ち着いた凪彦は作兵衛の顔をのぞき込む。
｢お、俺凪彦先輩に名前を付けてもらえて良かったですっ…！面倒くさがりの綾部先輩に感謝ですね！｣
作兵衛はそう言うと凪彦へ向けてヘラリと笑った。
｢……っ！！｣
凪彦は瞠目して作兵衛の顔を見返した。
｢おま、お前……！！なんっっって！優しい子なんだ！！！喜八郎のこともフォローしてやるなんて！！食満先輩に伝えておこうな〜サクラはとても良い子だった、学級委員長委員会が攫って行きますと｣
｢ちょっ、それは流石に！｣
｢サンゴ、こうやって喜車の術を使うんだぞ！｣
凪彦はウンウン頷いて、三之助へ話しかける。三之助はへぇ〜という顔をして、作兵衛は喜車の術という訳では無かったので少し焦る。
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墺士(プロフ) - 夜ながながさん» コメントありがとうございます！応援よろしくお願いします🤍 (12月11日 13時) (
レス) id: 6957722078 (このIDを非表示/違反報告)
夜ながなが(プロフ) - 続編おめでとうございます！そしてありがとうございます！とても大好きな作品です🫶🏻💖これからも応援しています！ (12月11日 12時) (レス) id: ebecf52502 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：墺士 | 作成日時：2023年12月11日 10時
