愛.3 ページ3
「ねぇ、五色」
五「なに？」
「相談したい事があるんだけど良い？」
少し申し訳なさそうな顔のA
そんなの答えは一択
五「もちろん！」
「ありがとう…！」
相談ってなんだろう
「実は…白布先輩が好きなの」
え？
そんな
「知的で優しいところが好きで仕方なくて…」
なんで
聞きたくない
五「…そっ、か」
まさか恋愛相談されるとは思わないじゃん
「五色って白布先輩と仲良いでしょ？」
五「あ、うんっ」
「だから協力してもらいたくて」
五「そ…っか」
そうなんだ
「駄目かな…？」
そんな顔されたら
五「いいよ」
断れるわけない
「本当？！」
五「うん」
「五色って本当に優しいね！」
五「…そうかな、ありがと」
上手く笑えてるか不安だ
これ以上笑いかけないでほしい
笑いかけられる度に
顔がひきつってしまう
好きなのに
好きなのに、
その笑顔が嫌いになりそうだから
「白布先輩にアタックしてみるね！」
五「頑張れ、白布さんはお堅いから気をつけて」
「もちろん、頑張る！」
そんなに幸せそうに話さないで
なんだろうこの気持ち
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作者名：ちいの x他2人 | 作成日時：2020年2月11日 20時
