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  「好きです!付き合ってください!」



陰気な梅雨の季節。月曜の気だるさを消し飛ばすように廊下中に響く、男の関西訛りの稚拙な標準語。瞬間、騒がしかった廊下が静まり返り、大勢の視線が一点に集まる。



  『ごめんなさい。』



静けさを切り裂くように淡々とした一言を放った後、彼女は逃げるようにその場を後にした。



  「何でや!!!!!!」



再び、男の叫び声にも近い大声が廊下中に響き渡った。



  高校2年生、宮侑。通算x回目の告白。x回目の玉砕。



———また振られたんだって。———

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作者名:吉田 | 作成日時:2024年3月25日 19時

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