溺愛 2【YG】 (ページ23)

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『ユンギ…ありがと』

「ん。お礼はたっぷり貰うからな」

『お礼？どんな？』

「ん？これ」

これ、っと私を指指すユンギにこっちはポカーン。

一瞬なんの事か分からなかったけど、その指が私に向いたまま上から下、下から上と行き来するから…

ユンギの手を叩いて膝から降りようとしたら、

腰に腕がバッと回ってホールドされた。

「何逃げようとしてんだよ。お礼まだだろ」

『今日！？』

「ダメなのかよ」

『や…、だめ、っていうか…、』

「…調子悪いか？」

『え？あ、そうじゃないけど、ユンギここのとこちゃんと休めてないんだから寝れる時は寝ないと』

「あーそういう事ね。じゃあ体は大丈夫なんだな？」

『う、うん。……あ、ちょ！降ろしてよ！』

「黙れ落とすぞ」

体調が大丈夫だと分かった途端、私を抱き上げて寝室に。

ベッドに沈められると覆い被さるように私の上にユンギが……

「キツかったら言えよ？」

『…ん、』

キスを落とすと、左耳、首、鎖骨と滑り降りて行って……

私の好きなとこ、弱いとこ……

知り尽くされた私の良いところをゆっくりゆっくりユンギが責めていく、、

今夜もまた……この人に一瞬で落とされるの…

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「今日後から来るよな？」

『うん。15時に入る予定』

「ん。気を付けて来いよ」

『はーい』

翌朝、ユンギ達はリハ。

そして夕方からは音楽番組の収録。

早いものであとほんの数週間後にはもうワールドツアーが始まる。

やるのは皆なのに何故が私が緊張しちゃう笑

最初は国内ソウルからだからホーム感もあって変な心配事とかは無いけど、

そのすぐ後にはアメリカで7ヶ所……

飛行機での耳鳴りの不安もユンギが減らしてくれたから、

あとはしっかり飲んで備えるだけ。

それと……ホテルラウンジのチケット。

今日ユリに渡そう。

目を見開いて大喜びするユリが想像出来て笑いが零れた。

『はっ！やばい！出るまでに洗濯と掃除しなきゃ！』

ニヤニヤした顔を抑えきれないまま、ルンルンで家事を済ませて、

皆がいるスタジオに向かった。

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