溺愛 2【YG】 (ページ19)

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『んー…、、気持ち悪、、』

「ったく、何酒がぶ飲みしてんだよ、家着いたぞ。吐くか？」

『…家、、、』

「ん。で？吐きそう？トイレ行くか？」

『まだ…、』

完っ全にやらかした…

あの後も続いたユンギからの恥ずかしい言葉の数々に思わず勢いでお酒を煽った結果、、

まんまと潰れました。

居酒屋さんでは寝てたみたいで解散した事を知らず…

ユンギに連れて帰って来てもらったこのタイミングで、気持ち悪さで目を覚ました。

動けない私を、まだ上着も脱いでないユンギに介抱させてる。

めちゃくちゃ面倒くさそうだけど、してくれる動作や私に触れる手は優しくて…

こんな優しさ、親からは教えて貰えなかったな…なんて酔っ払ってるからか、そんな事が頭を過ぎっちゃって、

涙が溢れた。

「……どした。気持ち悪い？」

『…ユンギっ、、』

「ん？なんだよ、どした？…具合悪いか？」

『……っ、、』

突然泣き出した私の頬に触れて顔色を伺いながら、

上着を脱がせてくれて、楽な体勢にしてくれる。

熱を出した時もそう……。

嫌な顔1つせずに身の回りの事をしてくれて……。

その時も泣いた。

人からの優しさを知らなすぎて戸惑った私に、

" 今からいっぱい受け取れ " って。

それから甘える事を覚えろって甘やかしてくれたり、

泣きたい時は我慢しないで俺のとこに来い…

1人で泣くな、絶対。

って……

ユンギが居ない所で泣きそうになると、、

必ずと言っていい程目の前に現れる。

本番中は来てやれないけどって眉を下げたユンギをハッキリ覚えてるよ。

『ユンギ、、』

「うん？…ほら水。」

『ありがと、、、っ、』

「んで、何で泣いてんだ？お前は…また思い出したか。」

『……ん。思い出しちゃう、、何か、、』

「分かるよ。お前の考えてる事」

『え、？』

「だから、具合悪くて泣いてるんじゃなきゃ言わなくていい。あ、吐くとかは言えよ？」

『……すき』

「ふっ…知ってる。俺は好きじゃ足んねぇけどな」

私の頭をくしゃっと撫でて、

着替えを持って来てくれたり、洗濯機回してくれたり…

世話を焼いてくれた……

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