最年少は天使ちゃん -2-【SixTONES】

今日は俺だけの *Juri * ページ37

*



『んん、じゅ〜！』


樹「ちょ、A！ちゃんと寝てて！」


『じゅ、、て、にぎって？』




田中樹 25歳。



天使の誘惑と自分の理性が絶賛バトル中です




*



事の発端は今日の朝Aから来た1件の通知




天使じゅりごめん、きょうおでかけいけない



打った文字を漢字に変換する事すらままならない文章にもしかして今日あの日か、とすぐに勘づいた



あ、Aとのトークの名前を天使にしてるのには突っ込まなくていいからね？




Aは年に何回か、原因不明の高熱が出る。



最初はメンバー全員大慌てだったけどAのお兄ちゃんの悠斗くんに聞いたら小さい頃から起きてる事だと教えてくれた(蓮斗くんに聞いても多分Aの家に乗り込んでくるだけだからこういう時は悠斗くんに頼る)



病気とかそういうのじゃないらしいから安心だけど



Juri今から家行く!何か欲しいもんある?



準備をしたあともう一度トークを確認すると既読はついてたけど返信が来てないから打ってる途中に力尽きたのか、と1人考えながら車に乗り込む



一応欲しい物は聞いたけどいつも熱が出た時Aが欲しがる物は決まってるからそれとドリンクや冷えピタなどを買ってAの家まで車を走らせる




ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ________


オートロックのチャイムを鳴らしても返事はない



こんなことも良くあるから俺らメンバーは全員Aの家の合鍵を貰ってる



エレベーターで上にあがってAの家の前でもう1回チャイムを鳴らす



樹「応答無し、と」



カチャッと鍵を開けておじゃましまーすと言いながら部屋にあがらせてもらう




右手側にある寝室を覗いても誰もいない



こんなコソコソしてて傍から見たら完璧不審者だな



リビングに繋がるドアを開けて中に入るとソファの上でぐったり横たわってるA発見



樹「A〜？だいじょぶ〜？」


サラサラの髪を撫でながら優しく声をかける



『ん、？ あれぇ、じゅぃだぁ、！』


樹「じゅ、り！ね」


『んふふ、じゅい〜』



この子ね、熱が出た時は眠たい時と同じ...いや、それ以上に甘えたガールになるんです



樹「ソファは体がいたいいたいなるからベッド行きますよー」



そして俺も少し子供扱いをしてしまう笑



じゅ〜と言いながら俺の方に両腕を目一杯伸ばす可愛いAをひょいっとお姫様抱っこして部屋のベッドまで運ぶ

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