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その後の撮影は順調に進み、ドレッサーの片付けをしていると
佐「お疲れ様でした〜」
貴・雅「「お疲れ様でしたた」」
佐「今日は2人のおかげで本当に助かりました」
「いえいえ！こちらこそ、棚ぼたでした笑」
なんて言うと、佐藤さんは笑ってくれる
佐「最後の特集頁だったからどうしても成功させたかった！」
雅「最後？」
「あ、佐藤さん来月で辞めちゃうんだって」
雅「え？」
そっか、雅人くんにはまだ言ってなかったんだった
佐「行き遅れる前に田舎に帰ってこいって親からプレッシャー凄くて…もうおばさんなのにこういう格好もね！田舎じゃ浮くから東京にいるうちが最後。」
「おばさんだなんて…」
佐「いつまでも若作りは痛いでしょ」
雅「歳とるのって、そんな悪いことなんですかね…？」
佐「え？」
雅「上手く言えないけど、世の中には自分を惨めに思わせることってありますよね。"若くないのに"とか、"男らしくない"とか、"いい歳して"とか。でも、僕、そういうの全部呪いだと思ってます。自分らしさを殺す呪いです。」
佐「………」
雅「いや、あの、僕も男のくせにとかいわれて自分を否定しかけたこともあります。でも、そんな呪いに負けたくない。歳を取らない人なんていないのに、年齢のせいで自分を惨めにするのだって呪いなんじゃないかなって、、思ってます。」
佐「呪い、、かぁ。」
雅「あ、すみません。なんか、、偉そうに」
佐「ううん！！そんな事ない。もしかしたら私も光くんのこと呪いをかけようとしてたのかも…気づかせてくれてありがとう」
こうしてまた、雅人くんの言葉で救われる人もいる。
なんだか、私まで嬉しいや
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作者名：なな | 作成日時：2023年11月4日 2時
