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雅人くんのおかげで光くんを無事スタジオに戻って来させることが出来た。
ほんっと、雅人くんは凄いなぁ。
佐「お借りしているコスメはペガサスさんの物だけなんです。今から、メイクのコンセプトを変えるのは難しいかと…」
確かに、"普通なら"難しいかもね。
「佐藤さん、忘れたんですか？うちの商品！！！」
佐「あ」
「うちのでよかったら使ってください、光くんにも合うと思うので！」
佐「メイクのコンセプト、今から変更できないか編集さんに掛け合ってみる！」
佐藤さんはすぐに確認しにいき、私はドレッサーにpazapaの化粧品を並べた。
「やっちゃおう」
雅人くんに言うと、強く頷いてくれた。
大丈夫。雅人くんなら光くんの良さを引き出せる。
光「お願いします。」
再び、光くんのメイクが始まった。
雅「じゃ、始めていきますね。」
雅「何色にしますか？」
光「赤にする」
雅「はい」
赤色のマネキュアを塗り始めた。
その後も順調に仕上がっていき、ついに完成！！
カ「いい！！解き放たれている！」
ｶｼｬｶｼﾔ
カ「ん〜！！素晴らしい！！」
ｶｼｬｶｼﾔ
カ「カッコイイ！いいよ〜、光くん！すっごい素敵！」
カメラマンの方もノリノリで撮影してて、雅人くんの技術・pazapaの化粧品が認められた気がしてつい頬が緩む。
佐「編集長からOKもらいました。正式にpazapaさんのコスメで行かせてください！！」
不意に声をかけられたと思ったら佐藤さんからの嬉しいお話
「ほんとですか！？」
佐「はい！」
あまりにも嬉しくて雅人くんの手を取り
「やったね！！！雅人くんのおかげだよ〜」
と言うと
雅「うん！」
雅人くんも笑ってくれる
佐「光くんありきのコスメ特集だったから何とかなってほんとに良かったです。」
どんどん画面に映し出される光くんの写真。
「光くんさっきよりも楽しそう、、」
佐「新しいコンセプトは"1歩ずつ。自分らしく。"にしようと思います！pazapaさんのブランド名からヒント貰いました」
私たちは顔を見合せて微笑んだ
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作者名：なな | 作成日時：2023年11月4日 2時
