紅さすライフ2 (ページ21)

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雅人side

そう思っていると

『あの、光くんが…』

ｶﾞﾁｬ

ドアが開いたと思うと私服に着替えて出てきた光くんがいた。

佐「え！？次の衣装は……」

光「帰ります。」

佐「あ、ちょ、ちょっと！待ってください。どうして急に…？」

光「ここにいる人たちに話しても分かりませんから。」

佐「なにか、問題があったなら直します。帰るのはちょっと…」

光「話したくありません」

佐「あ、あの…」

佐々木さんは一生懸命止めたけどひかるくんは颯爽と帰っていってしまった。

でも、このままじゃダメだ、、

佐「どうしよう……このままじゃ編集に穴が空く……」

光くんの良さは僕が引き出せばいい

そう思い、持っていた荷物を皆本さんに預け、僕は光くんを追いかけた。

「ちょっと待って！！！！」

「ムカつくよね。」

光「は？」

「光くんの良さは男らしさとか枠の中に閉じ込められるようなものじゃないのに…僕に、もっと自由なメイクさせて貰えませんか？僕なら、男らしさじゃなくてもっと光くんらしいメイクが出来ると思う。」

僕は何となく、なんとなくだけど、確信は無いけど、何故か光くんらしいメイクができる自信があった。

光「名前は？」

「北条雅人です。」

こうして、光くんは戻ってきてくれることになった。