紅さすライフ2 (ページ14)

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「私、基本料理は苦手だからしないけど、ハンバーグだけは得意なんだよね〜！お店開けるんじゃないかってくらいだから、期待しててくださいよ！」

と言っても、、反応なし

まぁ、ハンバーグがお店並みは嘘だけど…………

でも諦めないぞ〜！元気出させるんだから！！

「さ！始めよーっと！」

そして、慣れない手つきで完成したハンバーグは焦げ焦げ……

「見た目はあれだけど、中身はよく火が通ってるから！いただきます！」

なにかツッコまれる前に食べてみたけどそう言って苦すぎる…

でも、まぁ食べれなくないし！！

「うん、うん、中々。まぁお姉ちゃんよりは美味いか。ほら、食べて！冷めちゃうよ？」

そう言って、1口、雅人くんが食べる

「どう？？」

雅「…………苦い………」

「うん、そうだね笑ちょっと、苦いね笑」

でもお姉ちゃんよりはマシだよなんて言おうとしたら

雅人くんが泣いてた

お兄さんと喧嘩したんだもんね。

うちもお姉ちゃんと喧嘩したらって思うと寂しいもん

雅人くんも寂しいに決まってる。あんなに仲良かったんだから尚更。

「でも、確実にコツは掴んだなぁ〜、次はちゃんとできる気がする！」

あえて、触れないことにした。

雅人くんハンバーグパクパク食べてくれてるし、今は寄り添ってあげるのが1番だと思うから。

「あと、ソースもねぇ。今回は上手くいった気がする！っていってもほんとは初めて作ったんだけど笑でも、意外と美味しいよね〜！」

雅人くんが落ち着いた頃、私は帰宅することに。

「じゃあ、また明日ね」

雅「うん、ありがとう」

不覚にも子供みたいに泣く雅人くんが可愛いって思ったのは内緒。