お嬢様の王子様《大西流星》 (ページ8)

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デート当日ページ8

「変じゃ………ないよね、？」

全身鏡の前で最終チェックをして家を出ようとした時

父「出かけるのか？」

「あ、うん」

父「恥じることないようにな」

「はい」

父はいつもそうだ
会社第1でこっちのことなど考えてもないのだ。

楽しみのお出かけも父親のせいで少しテンション下がった

「はぁ、、、」

ザワザワザワザワ

ん？
なんか騒がしいな

と、目線の先を見ると

そこにはいつも来てる帽子やメガネ、チェック柄のTシャツにデニムじゃない、白Tに黒のスキニー、オシャレなカラーサングラスを掛けた流星くんがいた。

それは騒がしくなるよね、

少し胸がキュッと締め付けられた

「流星くん！！！！！」

そう言うと流星くんはサングラスを取りこちらへ来てくれた

シンプルなのに様になるのはきっと流星くんだからだ

「お待たせ、ごめんね、待たせちゃった」

流「ううん！今来たところだから大丈夫だよ。それよりも今日行きたい所あるんだけど、猫って大丈夫？」

こんな優しいことサラッといえるなんてどこまでイケメンなんだ

「あ、うん！猫好きだから！」

流「よかった！じゃあ行こっか」

そう言って歩き出すと、流星くんが通り過ぎると女の子は必ずと言っていいほど振り返る

気持ち分かります

正直私もびっくりしてる

美形なのは知ってたけどこんなになんて聞いてない！！！

あんなに優しいのにオマケに美形なんて心臓持たないよ〜

隣にいる私ってどう見えてるんだろ

恋人？兄妹？いや、私がお姉ちゃん？親子？いや、それは無いな

なんて考えてたら

流「ついたよ」

見上げると猫カフェと書かれていた

「猫カフェだ！行ってみたかったんだよね！」

流「僕、猫好きなんだけど猫カフェって行きずらくて…」

確かに男の人だけでっては中々ないのかも、

流「よし！いこっか！」

そう言って店内に入るとたくさんの猫が迎えてくれた

流星くんはほんとに猫が好きなんだってくらい猫と遊んだりしててそんな流星くんがなんだか可愛く思えてきた

「ふふ」

流「ん？」

「いや、猫ちゃんも流星くんと遊べて幸せそうだなぁって笑」

流「なにそれ笑」

猫カフェを満喫した頃には外が暗くなり始めてた