お嬢様の王子様《大西流星》 (ページ3)

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初めましてページ3

『あの、、、、、、、、、ここ座ってもいいですか、？』

「え、、、？」

そりゃそうだ、席は見ての通り空いているのになぜここ？と思う。

「あ、いや、、、、、、、不振な者では無いんです、」

やってしまった、、恥ずかしい、、、

もっと言うことがあっただろう、私よこんなこと言ったら余計不審者じゃないか、、、

と思っていると

流「ぷ、、、、ハハ、どうぞ」

彼は微笑んで自分の前の席を指した

席に着くも、話すことはなく無言が続いた

それを破ったのは彼だった

流「あの、、、初めまして、いつもあそこの席に座ってる方ですよね、？どうして、、？」

彼は私を知っていたことに驚きを隠せず今思えばとんだ間抜けズラしてたと思う

『いや、あの、、、私ずっと見てて、、、ってこんな言い方したら怪しいじゃん！えっと、、私、倉橋ななと申します。』

流「ハハハ、面白い方ですね。こんな僕に話しかけてくれてありがとうございます。あ、僕、大西流星って言います」

そこでいつも窓際に座っていた彼が大西流星さんだということが分かった

『大西流星さん、、、素敵な名前ですね！！』

流「顔負けの名前で困ってます笑
どうしてななさんみたいな素敵な方が僕に、、？」

私はわかってる。彼が美形なことは…ただ、親が化粧品会社を経営しててなんていうとまたお金目当てで近寄る人もいる

いや、流星さんはそうじゃないと思うけど、、私は嘘をつくことにした

『私、化粧品代理店でバイトしてて、流星さん隠してるけどきっと綺麗な顔立ちなんだろうなと思って、、なんだか勿体ないなぁなんて思っちゃったり…』

すると流星さんは目を大きく見開いてた

『あ、ごめんなさい、いきなりこんなこと。余計変ですよね笑』

流「あ、いや、、実は武装のためにこの格好してると言うか…」

『え？』

流「自分で言うのは気が引けるんですけど、外見で判断されるのが嫌で、顔がいいってだけで近づいてくる人もいたりそのせいで友達に"俺の女に手出しただろ"なんて言われたり、女取っかえひっかえしてるとかあることない噂流されたりしたこともあるから武装して目立たないようにしてるんです」

人にはコンプレックスというのがある。
彼は綺麗な顔立ちのせいで色んなものを失ったんだ
なんだか私に似てるな