お嬢様の王子様《大西流星》 (ページ14)

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思い出ページ14

～大西side～

あれから何もやる気がなく、寝ては起きての繰り返しの日々を送っていたを

もちろんカフェにも行かない。

あの時のななの辛そうな顔が忘れられない

こんなことなら言わなきゃ良かったんだ。

何を早とちりしてたんだ。馬鹿だ

ななは今頃何しているだろうか

婚約者とはどうなったんだろうか

もしかしたらもう結婚したのだろうか

幸せなんだろうか

なんて考えるのはななのことばかり。
ほんとどうかしている。

そろそろ外へ行ってみようかな

なんてフラっと街を歩いて見ることにした

そうすると

「イケメンだ！！！私たちと遊ばない？」

「きゃー！かっこいい！」

「かっこいいですね、こういう者なんですが私の事務所に入りませんか？」

「芸能界興味ありますか？」

なんて容姿しか見てないヤツらに絡まれ

街なんて歩くんじゃなかったな

その時、見つけた

あの後ろ姿……………………

考える間もなく声を出してた

流「なな！！！！」

振り返った女は、全くの別人だ

流「すみません。人違いでした」

その女は赤面していたがそんなことは知らない

肩を落としていた時

「流星くん、、、、？？？？？」

～貴方side～

「流星くん、、、、、、、？」

そう言うと見開いた目でこちらを見た

こんな瞳で見られたのはいつぶりだろうか

なんだか痩せたような気もする

流「会いたかった………………」

そう言って彼は瞳から雫を垂らしていた

その後、少し場所を変え、人気のない場所で話すことにした

とは言っても何を話したらいいかなんて分からない

流「さっきはごめん。あんな情けないところ。」

こうして話すこと分からない時、口を開いてくれるのはいつも流星くんからだったななんて、あえて浮かれてるのかそんなことを考えてた

「ううん、びっくりしたね。久しぶり」

流「久しぶり。なんか痩せた、？」

「流星くんの方やつれてるよ。ご飯食べてる、？」

流「…」

「…」

貴+流「「あのさ」」

「あ、いや、、先にいいよ」

流「いや、先いいよ」

「あの、水族館行かない、？」