23.買い物で ページ23
湊さん、
とっても気が利いてくださる家政婦さん。
「奥様、いいお天気でよかったですね。」
「湊さん、ごめんなさいね。
買い物に付き合わせたりして。」
「いいんですよ。私の仕事ですし、
それに奥様も気分転換になるでしょう。」
ほぼ揃っているベビー用品なんだけれど、
動きにくくなる前に、
足りないものを揃えておこうと、
湊さんが来る日に付き合ってもらおうと
思っていた。
湊さんはお孫さんが6人もいる大先輩だ。
「湊さん、支払いをしてくるから、
ちょっと待っていてください。」
「一緒に行きますよ。」
「大丈夫です。危険なものは
何もなさそうですし。」
「それではあの椅子に座っていますね。」
「はい。」
最近のベビー用品の代わり様に
目を丸くしていた湊さん。
私は初めてだから、
全てが新鮮なんだけどね。
今日は天気がいいせいもあるのか、
お店も少し混んでいる。
「お支払いはどうされますか？」
「カードでお願いします。」
ジェジュンからカードを渡されては
いるけれど、どこで何がバレるか
分からないから、自分のカードを使う。
それで
「俺の使ってって言ってるじゃん！」って、
いつも怒られるんだけどね(笑)
支払いを済ませてレジから離れた。
今日は仕入れの日なのか、
脇に荷物が積まれたワゴンが
沢山置かれていた。
ええと、湊さんがいる所は…
ふと立ち止まり、
自分の移動してきた場所と、
湊と別れた場所を思い出し、
方向を考えた。
ちゃんと見えていればすぐ探せるのにな…
その時、ワゴンの影から
子供が突然走ってきた。
いえ、突然ではなかったけれど、
見えない私にとっては、
突然現れた様に思えた。
ドンッ！！
「キャッ！！」
あっという間の出来事だった。
身構えていなかった私は、
思いっきり転んでしまった。
子供はびっくりして、
そのまま走り去って行った。
「痛っ…」
あまりの衝撃に、何が起きたのか、
どこが痛いのかすら分からない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 173人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
乃愛(プロフ) - ゆいさん» 妄想は何でも有り！だからね〜(笑)でも〜最後はハッピーがいいな♪困難を乗り越えた後のハッピーエンド！それと２人の甘々も(笑) (2019年11月26日 1時) (
レス) id: e0d75b23f4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 乃愛さん» はーい！まだまだ眠らせないよ…違った（笑）終わらせませんよ〜現実ではあり得ないことが起こる妄想の世界（笑） (2019年11月24日 13時) (レス) id: 9fe2843049 (このIDを非表示/違反報告)
乃愛(プロフ) - ゆいさん» 光を失ったのはジェジュンじゃなくて“私”？ストレスのせい？それとも、実はあの時にケガしてた？いや〜んせっかくジェジュンが目覚めたのに〜一難去ってまた一難だ…どうしよぉ… (2019年11月24日 0時) (レス) id: e0d75b23f4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 乃愛さん» 乃愛さん、アンニョン。作者も苦しんでいるよー(作成に)(>_<)早く良い方向に持っていきたいですぅ。 (2019年11月23日 22時) (レス) id: 9fe2843049 (このIDを非表示/違反報告)
乃愛(プロフ) - 異常がないのに目覚めない…異常があるなら治療のしようがあるのにね…ただただ祈ることしか出来ない状態はツライね…ましてや非難のあらし…ジェジュン…“私”苦しんでるよぉ〜早く目を覚ましてよぉ〜 (2019年11月20日 0時) (レス) id: e0d75b23f4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆい | 作成日時：2019年9月9日 22時
