私の事件�� ページ38
でも、私にはまだ喜怒哀楽がたくさある。
なんだろう？
ここに居てはいけない気がする。
その時、何かが聞こえた。
「…！！」
「A！！」
『ジェジュン⁈』
『さあ、部屋へ入ろう。』
(えっ⁈ ジェジュンって誰のこと？)
とっさに頭に浮かんでつぶやいた名前…
私…とても大切なことを忘れてる？
純也さんは私の手を取ろうとした。
私はとっさに手を引っ込めた。
『純也さん、私…私の居場所は
まだここじゃない気がするの。』
『そう……君は…』
純也さんは私の後ろを見た。
『そうだね。
まだ繋がっているものがあるね。』
純也さんが指を差した。
その方向を見ると、
私から伸びる線のようなものが
その先に続いていた。
『行ってみたらいいよ。
僕はここから動けないんだ。
僕にはその線がないから。』
本当だ。純也さんには線がない。
『ああ、A、ごめんね。
僕呼ばれたみたいだ。
またどこかで会えたらいいね。』
そういうと、
純也さんは家の中に入って行った。
え？呼ばれたって誰に？？
ドアが閉まると、
家がスーッと小さくなり、
私の線の続く先へ飛んで行った。
『あ！！』
我に帰り、線の繋がる方へ行ってみた。
「A！」
向こうで誰かが呼んでいる。
その声に反応する度に、
急に体に痛みが走った。
目を開けると、目の前に顔があった。
「……ジェ…ジュン？」
「A⁈俺が分かる？」
「うん…」
「はーーっ。良かった！」
「私…」
「とにかくよかった！先生呼んでくるから！」
「おかーさん？」
もうひとつの顔が私を覗き込む。
「百合愛？」
「おかーさん！！ワーン！！おかーさん！」
ずっと耐えていたものが
決壊したかのように泣き出した。
「百合愛…ごめんね。
心配かけちゃったよね？」
傍で泣く百合愛の頭を撫でる。
私は、買い物の帰り、
立ち眩みをしてそのまま車道に倒れ込み、
その時通った車に轢かれたんだと聞いた。
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ゆい(プロフ) - 乃愛さん» いえいえ、女の子は苦しいけど、女性ですもの！どんどん妄想しちゃいましょう！( ^ω^ ) (2019年8月23日 21時) (
レス) id: 9fe2843049 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 乃愛さん» 主人公が少し自分の年齢より若いと妄想しても、子供がいてもおかしくない年齢…それならば、そういう設定も面白いなーって思いつきでした（笑） (2019年8月23日 21時) (レス) id: 9fe2843049 (このIDを非表示/違反報告)
乃愛(プロフ) - お姫様抱っこ〜♪されたいです！女の子の願望ですよね〜…もう女の子じゃないけど… (2019年8月22日 16時) (レス) id: e0d75b23f4 (このIDを非表示/違反報告)
乃愛(プロフ) - 拓くんは小さな頃から大人びた男の子だったけど、成長して“男”になりましたね〜本当の大人になると、きっと素敵な男性になるんだろうな♪お母さんは嬉しいです！(笑)でも逆に旦那様が赤ちゃん返り？(苦笑) (2019年8月21日 23時) (レス) id: e0d75b23f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆい | 作成日時：2019年1月1日 18時
