私とジェジュンの話�� ページ35
ふと隣を見ると、
ジェジュンがまだ手を合わせていた。
くるっと反対を向き、
小高い丘から街並みを眺めると、
空には丸い雲がふんわり浮いていた。
「いいところだな、この街。」
いつの間にかジェジュンが隣に立っていた。
「ずいぶん長く手を合わせていたけど、
何を話してたの？」
「え？秘密〜。」
「なんでー？？(笑)」
「じゃあ、Aは何話してたの？」
「え？秘密〜(笑)」
二人でクスクスと笑い合う。
「お義母さんはもういいって言うんだけど、
私ね、来られる限りは
毎年来たいと思ってるの。」
「俺も付き合うよ。
仕事の兼ね合いもあるけど。」
「ダメって言わないのね。」
「拓の父親だし、
Aの大切だった人じゃないか。
それに、彼がいなければ拓はいないし、
Aに逢うこともなかった。だろ？」
「そうね。
ね！拓の大好きだった
ラーメン屋さんがあるの。行かない？
いつも、
ばーちゃんちラーメンって言ってた(笑)」
「何それ(笑)」
「おばあちゃんちに来ると
食べられるラーメン屋さんの略みたいよ。」
「あっは！拓らしいな。
行こう！ばーちゃんちラーメン！」
「うん！」
手を繋いで歩きながら、そっと振り返る。
『純也さん、
ジェジュンとお話してくれてありがとう。
また来るね。』
そう心の中で呟くと、
心地よい風が吹き抜けていった。
「風が気持ちいいな。
ラーメン食べたら、少し散歩して帰ろうか。」
「うん。そうしよう！
…ふふっ。」
「何？」
「テレビで観てるとスターだけど、
こうしてるとどこにでもいる
普通の旦那さんよね。」
「俺は普通の男で、普通の人間。
でも、どっちに惚れてるの？」
「うーん…どっちも！」
「なんだそれ。」
「だって、ファンでもあるし、
奥さんでもあるもん。」
「A…そんな可愛いこと言うと、
今夜も眠れない事になるけど
覚悟しといてね。」
「えっ…それは…」
「俺に火をつけといて、もう遅いよ。」
そう言ってニヤッと笑う彼。
私、いつまで体力もつかなぁ。。
いわゆる国際結婚な私たち。
この先何があるのか分からないけれど、
穏やかに幸せに暮らせたらいいなって思う。
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ゆい(プロフ) - 乃愛さん» いえいえ、女の子は苦しいけど、女性ですもの！どんどん妄想しちゃいましょう！( ^ω^ ) (2019年8月23日 21時) (
レス) id: 9fe2843049 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 乃愛さん» 主人公が少し自分の年齢より若いと妄想しても、子供がいてもおかしくない年齢…それならば、そういう設定も面白いなーって思いつきでした（笑） (2019年8月23日 21時) (レス) id: 9fe2843049 (このIDを非表示/違反報告)
乃愛(プロフ) - お姫様抱っこ〜♪されたいです！女の子の願望ですよね〜…もう女の子じゃないけど… (2019年8月22日 16時) (レス) id: e0d75b23f4 (このIDを非表示/違反報告)
乃愛(プロフ) - 拓くんは小さな頃から大人びた男の子だったけど、成長して“男”になりましたね〜本当の大人になると、きっと素敵な男性になるんだろうな♪お母さんは嬉しいです！(笑)でも逆に旦那様が赤ちゃん返り？(苦笑) (2019年8月21日 23時) (レス) id: e0d75b23f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆい | 作成日時：2019年1月1日 18時
