表 裏 一 体 。

#04 ページ4

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「....!!っおい、薮！！」



目の前に座る光の怒ったような表情




「お前話聞いてたのかよ」

『っ、...ごめん、』



他のみんなからも信じられないという目が向けられる









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段々本格的になってきたコンサートの準備


前々回の俺達が一通りだした希望に対して
実現可能な点を合わせてどんなものにするか
大まかな構想を建てたのが前回


前回の話し合いを経て、細かい詰めの案出しの会だったんだが
どうも体調が優れなかった。






激しい頭痛とグルグルと回る視界に
目の前に置かれた紙もほぼ白紙のまま







八「お前、ほんとにやる気ある？」


目の前の腕が伸びて俺の胸ぐらを掴む





八「最年長だろ、お前!!
お前がそんなんじゃ示しがつかねぇじゃねーかよ！」


『...っ、』






「....ひかる、」


隣に座る伊野尾が立ち上がる光の肩に手を置く







八「ちょっと言いすぎた、ごめ『ごめん、中途半端な奴この場にいない方がいいよな、ちょっと外すわ..』






立ち上がるとぐらりと揺れる視界に思わず椅子の背に手をつく

大きく鳴る音に、視界に入ったメンバーの顔





これ以上軽蔑の目を向けられるのが怖くて、

俺は逃げた









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