俺の存在意義。【HSJ】 Part.２

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走馬灯のように甦る自分の記憶を、
ふわふわとした意識の中でぼーっと眺めていた。









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光とお揃いのぬいぐるみを買ってもらった、4歳の誕生日。









光が転んで血だらけになった、初めてのおつかい。









弟だよ、って母さんがしわくちゃの大ちゃんを初めて見せてくれた日。









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そして、あの日のこと。









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警察だと言う、怖い男の人に囲まれていく中で、
記憶の中の俺は意識を失った。









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また、真っ暗闇に後戻りして、

歩き続けようという意思もなく、ぼーっとその場に立ち尽くしていたら、






誰かの俺を呼ぶ声がした。









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聞こえてくる声に、欲 望のままに、
自分の思ってることをそのまま、返事として返した。









その瞬間、目の前が真っ白な光に包まれて、




辺りが落ち着いて目を開けてみると、
看護師さんと取っ組んだヒカ兄がいた。

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