”強”テルくん教信者【花沢輝気】 (ページ16)

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16.尻合いページ16

こっちを左に曲がって、と

『あ、これか』

目を借りていたカラスを家の隣の木に見つけて手を振った。モブくん今は家にいるかな。今日は休日だからいないかも。

あれから大分テルくんも落ち着いたし1人でカラスにモブくんを探してもらっていたのでそのままモブくんの家に来た。

ビックリするかな〜。

ピンポーん

「はい。？誰ですか」

ガチャとドアが空いて出てきたのは男の子だった。
見た感じ同い年か年下か。モブくんの兄弟かな。

『モブくんの友達なんですけどモブくんいますか』

「兄さんの…友達…？今、兄さんはちょうど出かけてて…」

『うわまじか。えー、いつくらいに帰ってきます？』

「バイト行ったんでそっちいった方が早いと思いますけど」

『バ先聞いてもいい？』

「(言っていいのかな…)街の方にある霊とか相談所っていう」

『えっ霊幻のとこじゃん』

「あっ知ってるんですか」

なんだモブくん霊幻のとこで働いてたのか。なら早いや。

『うん知り(尻)合い。じゃあありがとう。弟…かなモブくんの』

「そうです。では」

『名前聞いていいー！』

そのままドアを締められそうになったから大声を出せば嫌そうな顔をされた。

「律です。影山律」

『律くんか〜私睦海A。よろしくね。多分また会うことになるから』

「？」

『じゃあバイバイ』

「はい、さよなら」

・

ガチャ

『れえげえええええええええん！！！！！』

「あ？」

叫びながら相談所にはいるとたこ焼きを食べている霊幻と礼儀良くソファに座っているモブくんがいた。

「睦海さん…！」

『やっほーモブくん。Aでいいよ。社員ってモブくんの事だったのか』

「なんだお前またサボりか」

小言を挟む霊幻のたこ焼きの船から1個だけたこ焼きをとって口に入れた。ぎゃーと叫ぶ霊幻を置いてモブくんの正面に座った。

『学校ないよ今日は。お尻大丈夫？』

「まだ痛えわおかげさまでな」

『ふーんだ。モブくんは大丈夫だった？』

「え？Aさんなんで…」

あ、モブくんそっか気を失ってたのか。

『ほら。テルくんと大喧嘩してた日さ。私モブくん校門に送ったあとまた校庭に出たら二人が大ゲンカしてて終わったあとダーリンを家に送ってったんだ。モブくんはモブくんの友達に任せて。その後気になってさモブくん大分疲れてたみたいだから』

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