火に飛び込んで死ねクソ虫 ページ26
【今日は昼頃から豪雨見舞われ____】
『五月蝿い死ね』
ブチッとヨーグルトのCMのようにニコニコとするアナウンサーの天気予報を消して乱暴に服をぬいだ。
今日の目覚めは最悪だ。
その理由は幾つもあるが1番の原因が昨日の夜の男性客だった。パッツパツのジーンズに通った頼りない細い足に薄汚れた金髪はワックスで立ち上がっていた。頭に夜なので太陽も出てないのにサングラスをかけてジャラジャラと銀色のアクセサリーをつけていた。
どこからどう見てもろくな人間じゃなかった。それも複数人同じようなのがいた。
まあ物価が上がるこの世で酒を馬鹿みたいに頼んでくれるこいつはかなりこの店に幸運をもたらしてくれる。もちろん良い意味で。
｢ねえちゃーん！！！おい！！ねえちゃん！！｣
酔ってるのか至近距離で馬鹿みたいに叫ぶ奴に酒を頼んでくれるならそれくらい許容範囲だ。と心の中で言いながら注文を受けに近づいた。
『はい。ご注文お願いします』
｢砂肝とぉ！！！｣
言われたことをメモして立ち上がると思いっきり腕を引かれた。油断した。コイツ細かったから、そんな力ないと思ってた。そう思った頃には遅くて奴の手は私の胸をしっかりと掴んでいた。
は、と口から漏れた声と一緒に私は奴の顔を見た。ニヤニヤと気持ち悪いくそ客。今すぐ店から追い出したかった。
店長は女だ。きっと分かってくれる。そう思いながら奴の手を振り払ってほんとになんにもなかったかのように逃げた。
あの時蹴り飛ばさなくてよかった。ほんとにそれだけはよくやった私。
『て、店長』
胸をできるだけ腕で抑えながら息を切らしながらキッチンの店長を呼べばはーい！と元気な返事が返ってきた。
『1番テーブルの方に、セクハラされたんですけど追い出してもいいですか』
いつもより小さな声だったけど聞こえたらしく店長が怪訝な顔して出てきた。
｢セクハラ、って別に会社の上司じゃないんだから｣
少し呆れた。これだから若い子は。みたいなことを言いたげな顔で少し笑いながら店長が言った。
久しぶりに本気でこう思った。
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えすめ(プロフ) - 桔梗さん» コメントありがとうございます♡♡♡♡いやいや、神作者だなんて、ほんとに恐れ多いです(>_<)💦コメントほんとに励みになります!!どうかこれからもこの作品をよろしくお願いします！ (1月18日 23時) (
レス) id: b5181500a7 (このIDを非表示/違反報告)
えすめ(プロフ) - 姫華さん» 返信遅れてしまい申し訳ございません(>_<)コメントありがとうございます！ノロマでゆっくりゆっくりの更新ですがどうかよろしくお願いします！ (1月18日 23時) (レス) id: b5181500a7 (このIDを非表示/違反報告)
えすめ(プロフ) - みさん» 返信遅れてしまい申し訳ございません(>_<)コメントありがとうございます。本当に励みになっております。これからもゆっくりではありますが更新しますのでよろしくお願いします (1月18日 23時) (レス) id: b5181500a7 (このIDを非表示/違反報告)
桔梗(プロフ) - 稀に見る神作者様だ、、、 (1月16日 12時) (レス) @page42 id: 941a02d5aa (このIDを非表示/違反報告)
姫華(プロフ) - 面白すぎます😭🩷更新頑張ってください！ (12月6日 20時) (レス) id: d9923ab57a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えすめ | 作成日時：2022年1月16日 23時
