日々えいと (ページ19)

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転機１１ページ19

案内されたキッチンは、これまた広く、対面型のオープンキッチンだった。

レトロな小瓶に詰められたマカロニや、ナッツ、ジャムが並んでいて、最高にオシャレ。

調味料も充実しているんだなぁ……

なんて考えていると、

錦｢っあ！！！鶏肉あらへん！！昨日までそこにあってんけどなぁ｣

慌てた様子で声を上げる

安｢と、り、に、く……っあ！鶏肉昨日の昼に食べてもうたわぁ。｣

錦｢え？！いや、でも、結構量あったで？｣

安｢確かに量多かったなぁ。せやけど、大倉も居ったから^^｣

苦笑いして答えると、

錦｢大倉ほんま、アイツ……んまぁ、ええけど、どないする？今日俺、Aちゃんに唐揚げ作ってもらうんお願いしててんけど｣

頭をガシガシ掻きながら困った表情で言う

……どうしても、唐揚げが食べたそう

ルックスに似合わずキュートな一面もあるんだ

なんて考えていたら

丸｢ほな！僕が買ってきますわぁ^^ Aちゃんと♪｣

ほら、行こ！っと腕を掴んで引き寄せられる

あ｢っあ！は、はい！行ってきます^^;｣

錦｢あ！お前、ほんまずるいわ！｣

安｢あ、ええの～？ありがとう。ほな、気ぃつけてなぁ！｣

納得いかない顔の錦戸さんとニコッと笑って手を振る安田さんに見送られ、家を出る。