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ダイキ「さぁ、出発するぞー!」









A「まって!…やっぱり怖い…」









ベランダから飛ぶなんて…








しかもここは10階だよ?かなり高さある…









ダイキ「大丈夫!さぁ、手を繋いで目をつぶって!」








A「んっ…」









上空は寒いからって上着を羽織ることを催促されたけど…








心配するのはそこじゃない(笑)








ダイキ「手は絶対離しちゃダメだよ!目はいいよって言うまで開いちゃダメ!わかった?」









A「うん…」









恐怖と手を握る力の強さが比例して大きくなっていく







ダイキ「ゴニョゴニョ…ほうきよ、空を飛べ!さぁ行くぞー!」









A「…きゃっ…!」








その瞬間、ふわっと体が浮く感覚…









ダイキ「Aさん!目、開いてください!」









A「うっ……わぁ…!!綺麗…」









そこには光り輝く世界が広がっていた。









こんな景色はじめて…









ダイキ「すごい?」









A「うん!すごい!」









ほうきにはダイキの後ろにしがみつくように乗っていたみたい。








気づいたら抱きしめるみたいに乗っていた。









A「きゃっ!ちょっと!…だ、ダイキ!」









いたずらに速さを変えたり急降下させようとするダイキ。







A「操縦できるのダイキだけなんだから!」









ダイキ「大丈夫大丈夫!」








でも…









A「楽しい!!!」








ダイキ「でしょー!」









夜はまだまだ続きそう…









いや、違う









終わってほしくなかった。

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作者名:ゆあゆあ | 作成日時:2016年4月6日 10時

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