39話*夢主side ページ4
服装もお互いこのままでいいかなという感じで、
早く外に出た。
外に出てすぐ、手を絡まれる。
もう抵抗する気もない。いつからか嫌な気持ちはなくなっていた。この気持ちはなんだろう。
｢それでどこ行くの？｣
天｢もうすぐ夏だし、涼しい服買いに行こっかなって｣
｢そっか｣
天｢近くにいいお店があるから、そこに行こう｣
ーーーー
天月と20分くらい歩いて、お店に着いた。
自動ドアを通り、お店に入る。
天｢じゃあ、僕あっちのメンズのところで見てくるから、Aも欲しい服あったら、僕のところ来て｣
そう言い残し、天月はメンズの方に行ってしまった。
買う気なんてないけどと思いつつ、服を見るのは好きだし、適当に漁る。
へぇ。これ結構可愛い。
私は白の半袖ブラウスを手に取る。
？｢それ似合うやん｣
手に持っていたブラウスを元の場所に戻し、声がした後ろを振り返る。
｢えっ。し、志麻先輩……。なんでレディースにいるんですか…｣
志｢ぶっ。まずそこからか。
俺も服買おうと思ってここ来たんやけど、レディースが1番入口から近いやん。そんで、メンズの方行こうと思ったんやけど、上野のこと見つけて。声掛けたってところやな｣
｢そう、なんですか｣
志｢おう。でな、ちょっと話あるんやけど、一緒に来てくれへん？｣
｢嫌です｣
志｢なんでや？｣
｢嫌です…｣
どうしたらいいんだろう。怖い。
動揺と恐怖が同時に襲いかかってきて、私は嫌と言い続けることしか出来なかった。
だんだんと怖さは強まっていて、私は涙が出そうだった。
その時、私は左手を誰かに握られた。
天｢志麻さん、何の用です？｣
｢あま、つき…｣
天｢A怖がってるじゃないですか。やめてください｣
志麻先輩の顔をじっと見つめ、天月は私の手を強く握る。
それが大丈夫と言われているようで、少し落ち着くことができた。
志｢なんで俺を悪者みたいに扱うん？
ちょっと話くらいさせてくれてもええやん…｣
天｢やめてください。
ほら、A行くよ｣
私は天月に手を引っ張られ、お店を出た。
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いつも妄想を文章にしているので、考えるのが大変ですw
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こもりうた - 幸せすぎて、顔が真っ赤です！るいさんの作品はどれも面白いので、つい釘付けになってしまいます！これからも頑張ってください！ (2019年8月7日 12時) (
レス) id: c6ad46fdd9 (このIDを非表示/違反報告)
るい(プロフ) - 初音さん» 初音さん続編にもコメントありがとうございます！なんとか終わりを迎えることができ、良かったです！ (2017年7月29日 16時) (レス) id: 441636af2d (このIDを非表示/違反報告)
初音 - いい話で終わりを迎え、ほっとしました！ (2017年7月29日 12時) (レス) id: c5530373f4 (このIDを非表示/違反報告)
るい(プロフ) - スイさん» スイさんありがとうございます！褒めていただき大変嬉しいです；；読んでいただきありがとうございました。 (2017年7月8日 21時) (レス) id: 441636af2d (このIDを非表示/違反報告)
スイ(プロフ) - 最後志麻さんともなんとかなってホッとしました！ 天月さんの最後のセリフ、シンプルだけど素敵でした。 お疲れ様でした！ (2017年7月8日 20時) (レス) id: 77c9f3f671 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るい | 作成日時：2017年6月13日 15時
